たっぷりと一日雨が降った翌朝、山が綺麗だった。
雨が降っただけではない。東京でもセーターが必要なほど冷え込んだ。
ここ明野では、薪ストーブを焚いてちょうどいいくらいの気温だった。
だからこそ、晴れ渡った朝、山々がくっきりと美しく澄んで見えたのだろう。
それでももう、八ヶ岳にも南アルプス連峰にも雪は積もらなかった。頂上付近も、零下にはならなかったようだ。
やわらかかった緑の色もすっかり濃くなり、初夏といっていい陽気が続いたばかり。さすがにもう冠雪はしないのだ。
そう合点して出かけた5分後。驚いた。
富士山が、真っ白に雪化粧していたのである。
ああ、富士は日本一の山なのだと、思わずにはいられなかった。
季節外れのセーターを着て出かけると、気温には相応だとしても、なにか気恥ずかしいような気がするものだ。
富士山も、そんな顔をしていた。
こんなに真っ白になっちゃって、いやはや、なんとも。早く解けないかな、なんて顔を。
一昨日の朝、2階の窓から見た八ヶ岳。
水張田が、美しい季節です。
2階のベランダから見た、南アルプス連峰の鳳凰三山。
右がアサヨ峰。甲斐駒は、すっかり緑に隠れて見えなくなりました。
出がけに須玉町の「大豆生田」から見た、富士山。真っ白!
驚きの白さでした。
帰り道、明野の「ハイジの村」のまえを通る農道から。
朝に比べると、少しだけ解けていて、趣がありました。
こんにちわ
初夏を迎える中、富士山は雪をまとっているのですね。本格的に降ったんですね。
肌寒さを感じると、日本一の山は厳冬なんですね。
こちらは、来週明けから雨が続くそうでそろそろ梅雨入りなんでしょうか。
季節の移り変わりがめまぐるしいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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