神戸へ行き、韓国へ行き、東京で鍼の治療もしてもらった。

ルーティンの仕事は、その合間に済ませなくてはならなかった。

のんびり屋のわたしにしては、なんとも忙しい3月だった。

子どもの頃遊んだ「ケンケンパ」を思い出す。ケンケンケン、片足飛びが続けば疲れてバランスを崩す。そのケンケンが続いている感じだ。

そのバランスを取り戻すべく、というわけではないのだが鍼を打ってもらった先生に勧められ、ウォーキングを日課にした。痛みが消えないfrozenshoulde（五十肩）の治療の一環だ。「歩行禅」という座禅のウォーキングスタイルがあり、何も考えず心を無にして歩くのだそうだ。難しく考えず、春だなとか、花が咲いてるとか、感じるままを受け止めてそこから考えを発展させないようにすればいいらしい。なので買ったばかりの山靴を履き、ひとりてこてこと歩いている。

ひとりで歩いていると、感じる。

これまで歩いてきた道のりに残した自分の足跡を。そしてこれから歩いていく道が、くねくねと続いていくことを。

明日。あさって。しあさって。その先は、もうわからない。

身体に、心に、どこかしら痛みが伴う道のりかも知れないけれど、誰でもない自分の歩調で、履き慣れた靴で、できる限り楽しく、歩いていく。

「このみちをゆこうよ」と、金子みすゞも言っている。

このみちのさきには、なにかなにかあろうよ。

みんなでみんなで行こうよ、このみちをゆこうよ。

ウォーキングコースに梅畑があって、咲き始めたところです。

蕾もまんまるで、可愛いんですよね～♩

梅干し用の梅畑でしょうか。白い花ばかりです。

咲きかけや蕾が好きで、そちらに目が魅かれます。

いっぱい咲いている枝もあって、通るたび目が喜びます。