「秋の雲」を調べたばかりだが、今度は「冬の空」と「冬の雲」。
1年ちょっと前の2月にも、季語「冬の空」「冬の雲」の句を調べていた。
【冬の空】曇りや雪の日の暗鬱で寒々とした空。逆に、晴れ渡った日の透徹した青空も冬ならではのものである。
『俳句歳時記・冬』より。
「冬の空」の傍題は、「冬空」「冬青空」「冬天(とうてん)」「寒天(かんてん)」「寒空(さむぞら)」「凍空(いてぞら)」など。
本ひらくやうに冬青空仰ぐ 奥坂まや
新しい物語が綴られている本を、まっさらな気持ちで開くような、ということだろうか。「冬青空」という傍題には、まっさら、まっすぐ、そんな気分が似合う。
冬空や猫塀つたひどこへもゆける 波多爽波
冬の空には、自由さも響き合うらしい。開放されたような気分ということだろうか。下五の「どこへもゆける」と7音字余りが、底抜けな自由さを表しているように感じた。
【冬の雲】冬空を一面に覆う雲、固まって凍りついたように動かない雲、入日に照らされた雲など、いずれも寒々しい。
『俳句歳時記・冬』より。
「冬の雲」の傍題は、「冬雲」「凍雲(いてぐも)」「寒雲(かんうん)」など。
凍雲を夕日貫き沈みけり 福田蓼汀
凍雲も夕日も、かたちのあってないようなものだが、そこに「貫き」という硬く強い言葉を用いたのが印象的だ。
自動ドア閉ぢて寒雲また映す 松倉ゆずる
映像がすっと目に浮かぶ句。いつも行くスーパーの自動ドアにも、雲が映っているだろうか。気にも留めていなかった自分を振り返った。
俳句のタネはどこにでもあるはずなのに、見落としてぼんやり歩いている自分も、きっとガラスに映っていることだろう。

明野育苗センターの通りから見た八ヶ岳連峰。

冬の山、冬の空、冬の雲。

西を向いたら、南アルプス連峰。

もうすぐ夕焼けという時間でした。

鳳凰三山、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳。

富士山は、あけの農さん物直販所の通りから。

枯れススキと紅葉が似合いますね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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