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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

味噌造りの日の夕餉

今年も、味噌造りの日がやってきた。

寄りによって雪予報の日曜日。予報は大当たり。朝から雨、あられ、雪を繰り返す天候となった。雨具上下に身を包み、ずぶ濡れになる覚悟を決め、朝、竈に火を入れるところから手伝った。

 

ムリはせず重たいものを運んだりするのはなるべくやらないようにして、主にペースト状になった大豆を冷ましたり混ぜたりする作業をした。

冷めてから麹と塩を入れると、水分が吸い取られ大豆は重くなる。そこに「飴」と呼ばれる大豆を茹でた汁を足し、固さを調整していく。しっかり混ざって、ちょうどいい柔らかさになったら、今度はボール状に丸めていく。

「明日、筋肉痛だ」

若者が言うと、同世代はみな、口を揃えた。

「わたしたちは、あさって筋肉痛になるね」

「忘れた頃にくると、けっこうショックだよね」

軽口を叩きながら、けれど作業の手は止めない。

「なんかこれ、ハンバーグ捏ねてるみたいだ」

若者が口にした途端、しまった! とひとり胸のなかでつぶやいた。

(ああ、今夜の夕餉、鶏のつくねにしちゃった)

 

午前中でぶじ味噌造りは終わり、疲れてひと眠りしてから、さて、と重い腰を上げた。

なんでまた、こんな日にと思いつつ、鶏挽肉をよく混ぜ捏ねる。しっかり捏ねた方がおいしくできあがるのだ。刻んだ葱とおろし生姜を加え、さらに捏ねる。

じゅうぶんに捏ねて丸めた鶏のつくねは、上等のでき。とてもおいしかった。

そして誓った。来年の味噌造りの日には、つくねもハンバーグもしないと。

前日準備の風景です。夫は3日間の重労働。1日目の大豆を量ったり洗ったりの準備から2日目の竈に火をつけ大豆を茹でる作業も、すべて引き受けていました。

量が多く釜がいくつもあるので、たいへんな作業です。去年『地球の歩き方』で記事にしたとき、取材で3日間お手伝いしたのでよくわかります。

【人気の山梨県北杜市”田舎暮らし”の楽しみ方~味噌造り】

これは、去年の写真です。今年は当日、雨、あられ、雪で、味噌造りもがんばったので、写真は1枚も撮れませんでした。混ぜて、混ぜて、混ぜて。

丸めて、丸めて、丸めて。

前日、おでんを煮ておいてよかった。買い物に行く元気はありませんでした。へとへとになって、昼寝をしました。

おでん2日目だったので、副菜にして。

鶏のつくねを作ればいいや~と思っていましたが、混ぜるのも丸めるのも、味噌造りと似てた~(笑)

でもね、おいしかった。疲れが癒やされました。

ホタルイカの辛子酢味噌和えには、去年の味噌を使いました。来年も、お味噌、楽しみです。

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  1. hanamomo より:

    味噌づくりお疲れ様でした。
    あいにくの悪天候だったのですね。
    そういえばこっちも雨や霙の降る寒い日々でした。

    ご主人は3日間,本当にお疲れ様でした。
    でも美味し味噌がまた食べられますね。

    おでん、今年の冬はあまり作りませんでした。
    もっと作るべきだったと反省。

    我が家は味噌づくりこれからです。
    まだ大豆も手に入れていません。
    大豆さえ手に入れば、私が頑張るだけ!
    そろそろ重い腰を上げなければね。

    つくね、美味しそうですね。
    卵の黄身を絡めながら食べると美味しいんですよね。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    気持ちよく疲れました~筋肉痛にはならなかったんですよ。でも、まだだるい感じがします。
    雪、見ているときれいですが、こういう外での作業が多い日に降ると、参ってしまいますね。
    夫は、頼りにされているようです。味噌造りも高齢化もあるので。
    今年の大豆は明野産じゃないんです。暑すぎる夏で不作だったそうです。味は変わると思いますが、いい大豆を選んでくれたようなので、美味しくできると思います。
    おでん、うちも少なかったんです。あまりいい大根が手に入らなくて。野菜の不作や高騰でメニューも変わってしまいますね。
    味噌造り、hanamomoさんもがんばってください(^_-)-☆
    つくね、大好きです。ときどき食べたくなります。卵黄をつけて♩

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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