手話教室で、大寒の卵をいただいた。
毎年、先生が茹で立て熱々をみんなに配ってくれる。
大寒の卵は、卵愛半端ない先生の毎年のお楽しみのひとつ。
そうだった、と思い出す。
昨年、先生は体調を崩し、秋から半年ほど教室を休んでいた。
スーパーで見かけた「大寒の卵」に、ふと先生食べたかな~と思い出しLINEすると、娘さんが買ってきてくれたとのことで、ホッとしたのだった。
大寒の頃の卵は、母鶏の母体でゆっくり時間をかけて成熟していき、1年のなかでもっとも生気に満ちた卵となる。本来、鶏の産卵期は春から初夏にかけてで、卵はその時期にしか生まれない貴重品だったそうだ。その大寒の卵。風水的にも運気アップ、特に金運がアップするらしい。
二十四節気も、大寒がラスト。
七十二候も、明日ラストの「鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)」に入る。
そして、来週4日には「立春」「東風解凍 (はるかぜこおりをとく)」と、暦の上では春がやってくる。
先生はぶじ教室に復帰し、今年また、大寒の卵を茹でてきてくれた。
まるで春が来たかのように、とてもうれしかった。
ドラマ『星降る夜に』に出てきた手話、先生も教室でやってたけど「よきよき」だ。
手話教室で。熱々でした。
正午に終わって、たいてい夕飯の買い物をして帰ってきます。ひとりランチ。
美味しい海苔をいただいたので、おむすびランチにしました。
朝握ったものをレンチンして、パリパリの海苔を巻いて。
具がなかったので、白州の酒蔵七賢の野沢菜わさびを買って帰りました。
大寒の卵は、お塩で。
いかにも栄養ありそうな濃い黄身の色でした。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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