2月の句会。兼題は「春浅し」「蕗の薹」。
「春浅し」は、春の時候の季語。傍題に「浅春(せんしゅん)」などがある。
この季語は、わたしにとって漠然としてつかみどころがなく、とても難しかった。
『俳句歳時記・春』には、こうある。
春になったものの、春色はまだ整わない。降雪もあり、木々の芽吹きにはまだ間がある頃である。
『龍太俳句入門』では、「春浅し」に近い季語「早春」の捉え方を夏井いつきの解説で触れていた。
【早春】立春後しばらくの間の時候。もとよりまだ寒さはきびしく、すべてに冬の気配が漂うなかでも、なにやら春めく感じをいだかせる万象の姿。春浅しと同じ季節の感じではあるが、視覚的により澄明な印象が強い言葉といえる。たとえば雲のたたずまいにはかすかな光りをふくみ、水のひびきには明るいリズムを、そして飛翔する鳥影にもきらめくものをおぼえるころ。
この細やかに表現された「早春」の解説のなかから「春浅し」を拾い上げるのが、わたしには難しかった。季語を理解するということの難解さを実感した。
春浅し空また月をそだてそめ 久保田万太郎
日々月齢に重ね月が満ちてゆくさまを、空が月を育てていると詠んだ句。
季語「蕗の薹」は、春の植物の季語。「蕗の芽」「蕗の花」「春の蕗」などの傍題がある。
ほとばしる水のほとりの蕗の薹 野村泊月
蕗の薹といえば、わたしは、水、土、太陽を連想したが、水に焦点を当てた句。
太陽は平凡な星ふきのたう 佐藤直哉
昨年のNHK全国俳句大会での、大賞受賞句。太陽に焦点を当てている。
そんな句を読み、考えに考えてわたしが詠んだ句は、こちら。
背に届く陽のぬくもりや蕗の薹
なぜ「背」なのか、「届く」なのか、「ぬくもり」が季語「ぬくし」に近い、「や」でぬくもりを強調する必要は? などといろいろ意見をいただいた。推敲していきたい。
3月の兼題は、「風船」「苗札」。風船も季語なのだと初めて知った。

ふきのとう、今年はまだ庭にも出てこないので、以前の写真です。どこも遅いのかな。

こんなふうに蕾を見せたり。

そこから茎を伸ばして、花を咲かせていったりしますよね~

早く食べたいな~♩
秋田も雪解けが進んでいます。
今日は7度まで気温が上がりました。
でも今年の春はちょっと遅いようですね。
蕗の薹、我が家でもまだ顔を出していません。
さえさんの句、ぽかぽかと背中に陽を受けてとても気持ちよさそうですね。
こうして皆さんから意見をいただいて、また推敲をしていくのですね。
いいですね。
蕗の薹、秋田ではばっけといいいます。
東京のお友達からばっけみそを送ってとリクエストが来ておりますが、果たしていつになるのやら?

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。