昨年、楽しんで読んでいた『夏井いつきの365日季語手帖』の2024年度版が刊行された。
365日の季語にスポットを当て、解説。例句を掲載し、その句の鑑賞あるいは紹介する文章を載せている。
たとえば、今日1月7日。
【人日(じんじつ)】〈時候〉一月七日。七草粥を食べる風習がある。
人日の疑ひもなき日本晴 星野高士
人日は元々中国の古い習俗で、七日に人を占う日だという。そんな今日、天には雲の欠片もなく、見事な日本晴れだ。よき一年の暗示に相違ない。心も晴れ晴れとしてきたよ。
そのほか、「発想のヒント」も、盛りだくさん。
昨日食べたもので一句!
ロマンチックな○○を考えよう!
面白い駅名を探してみよう!
などなど。季節ごとのコラム「水を詠む」「土を詠む」「風を詠む」「火を詠む」もおもしろい。
今回初めて投句した句を、秀作に選んでもらった。
”特選”に選ばれると、有名俳人とともに365日/1日に掲載され、秀作、佳作、もう一歩は、本のラストに掲載されている。
騙し絵の階段のぼる夜半の夏
今年は、句会以外にも多くの俳句を読み、季節ごとにたくさんの句を詠みたいと思う。
2024年度版は、明るいブルーの表紙。今年も、たびたび開こうと思います。
年始めの1ページ。知らない季語ばっかりでした。真ん中の二句が”特選”です。
季節ごとのコラムや「発想のヒント」が豊富に載っているのも、魅力です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。