月始め恒例、YasuoMaedaのlife is funカレンダー。2025年は、すべて2023年秋に旅したスペインの写真で構成されている。
3月は、スペインの南、アンダルシア地方のフリヒリアナ。
16世紀グラナダを追われキリスト教改宗を強いられたモーロ人たちが、ここで反乱を起こした歴史を持つ小さな村である。
ここへ行こうということになったのは、『「スペインの最も美しい村」全踏破の旅』に載っていたということもあるが、古本雑誌『FIGARO(フィガロ)』で目にしたことも大きい。
白い壁に、カラフルな郵便ポストが20以上並ぶ写真が載っていた。
険しい地形で、すべての家に配達できないため、坂の上の家のポストを集めている場所があるという。そこにそこはかとなく惹かれたのだが、その集合ポストを見つけることはできなかった。古い雑誌だし、もうないのかもしれない。
しかし歩いてみると、集合ポストのことなどすっかり忘れてしまった。
とにかく、家が白い。白い家が建ち並ぶ。眩しい白、白、白。
白い壁に反射する太陽の光のせいだろうか。その明るさに、肩の力が抜けていく。思わず身体を思いっきり伸ばしたくなるような、旅の途中だということすら忘れていくような開放感が、そこにあった。
あたりまえだが、その白い壁は人間が塗っている。
2日間しか滞在しなかったが、家を白く塗っている姿を二度目にした。
白い村を維持し、わたしたちのような観光で訪れる者たちを迎えてくれているのだ。

旅人たちを歓迎する気持ちを込めて、白い家々の壁はそれぞれに装飾が施されているそうです。
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photo by YasuoMaeda.
新市街から旧市街を見渡す風景。街は入口を中心に、折り紙を半分に折るように旧市街と新市街に分かれています。どちらも家々は真っ白です。

photo by YasuoMaeda.
自宅の壁を、白いペンキで塗る女性。

photo by YasuoMaeda.
こちらは塗装屋さんでしょうか。早朝の散歩で。昼間は暑くなりますからね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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