いつもと何ら違わぬ朝ご飯。

目玉焼きといくつかの野菜、そして味噌汁。

ともに食した夫にも、何も変わったところなどないように見えただろう。

だが違っているのだ、栄養成分が。

「グアニル酸」「アスパラギン酸」などの成分が、いつもの約3～4.5倍になっている。はず。ちなみに「グアニル酸」は、干し椎茸に多く含まれる旨味成分。「アスパラギン酸」は、身体を支えるアミノ酸のひとつだ。

旨味アップ＆栄養素アップ。いいこと尽くしの秘密とは。

きのこの冷凍保存！

たったそれだけのことで？　と目から鱗だったのは言うまでもない。

冷凍することで、きのこは旨味が濃くなり栄養素も数倍になるのだそうだ。

やってみようかなと思ったのは、先月シメジを半分ダメにしてしまったことと『きのう何食べた？』でシロさんがシメジを冷凍していたこと。それに加え『その調理、９割の栄養捨ててます！』という本の紹介を読んだから。

シミルボンサイト「きのこをもっと美味しく！もっと手軽に♪」である。

じつは栄養素よりも「もっと美味しく」「もっと手軽に」の方に魅かれるタイプ。冷凍きのこミックスなどを楽しみつつ作りながら、種類も豊富なきのこ汁を「美味しく」「手軽に」いただく日を夢見ている。

「今朝の味噌汁、美味いね」

そう思ったときには口にしよう。奥様に。あるいはいつも食事の支度をしてくれる旦那様に。お母さまに。恋人に。兄妹に。家族に。

もしかしたら、きのうと違う工夫をひとつ、しているかも知れないよ。

蕗の炒め煮と南瓜の煮物は作り置きのおかずです。大根葉を小女子と炒め煮したものも、町内の直販所で大ぶりの葉っぱがついた大根が出回ったので久しぶりに作りました。

お味噌汁は、冷凍エノキと油揚げ、豆腐、ワカメ、そして茗荷をのせて。

シメジも冷凍しました。バラしてあるパックにしようかと迷ったけれど、ひと手間省ける分値が高くなっていますね。いつものシメジです。

写真では見えないけれど、シメジの方が旨味が濃くなったのがよくわかりました。