神戸に帰省すると、たいていいかなごのくぎ煮を買って帰る。
夫にとっては故郷の味。いや、もう結婚して33年も経てば、わたしにとっても故郷の味なのだろう。
しばらくは、朝食に楽しめる。
関東の佃煮よりも甘くなく、醤油がしっかり効いている。生姜の香りも食欲をそそる。大好きな味だ。
そのいかなごを食べるとき、いつも思う。
大切に食べよう、と。
小さな命がたくさん詰まっているのだから。
食べ物を残すのは大嫌いで、もちろんお米や野菜も残さずに食べるようにしている。けれどいかなごを食べるとき、あらためて命というモノを再確認する。
「何にせよ、大切に食べなくっちゃいかん」
いかなごのくぎ煮は、そんな気持ちを思い起こさせてくれる。
小さなパックだと、このくらい入っています。
きのうの朝ご飯です。茄子とモロッコインゲンは、いただきもの。
ご飯と合うんですよね~♩
☆シミルボンからお仕事をいただいてかいた原稿第2弾をアップしました。
「本で、誰も、ひとりにさせない。」という企画です。
イカナゴの釘煮美味しいですね。
その家によってお味が違うのだとか。
さえさんが書いておられるように、佃煮よりも甘くなく、醤油がしっかり効いている。生姜の香りもいいですよね。
頭から尻尾まで食べられるありがたい食べ物ですよね。
ご飯のお茶碗がまた私好み、とっても素敵ですね。
こういうお茶碗にふんわりと盛られているご飯を見るととってもしあわせです。
さえさんも、故郷の味に思っておられるのですね。
いかなごは、私も、そう思えるようになりました。
月日って、そういうことなのですね。
徳島から、淡路島を経た神戸入り。
とてもいい、アイデアですね!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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