クランベリー胡桃パン、胡桃パン、ときて、何も入れないプレーンな食パンを焼いた。食パンといっても型に入れずに焼くので丸い。
ちなみに、型に入れないのは、単にずぼらで型に入れる工程を省いているのと、ミニマム的感覚でなくてもできるものはなしでいこうという考え方を持っているからである。
さて、そのプレーンな天然酵母パン。
冷え込んだ日が続いていて、なかなか発酵しない。
薪ストーブの真上に当たる2階の廊下も、12℃ほどにしかならない。
太陽は射してくるのに、いっこうに部屋の温度だけが上がらない。
そこで、考えに考えて窓際の陽が当たる場所に置くことにした。心配なのは、太陽光を直接当てて酵母が死なないかということ。
「直接はまずいかもね。あれ、かぶせてみたら?」
夫が言う”あれ”というのは、食卓カバーと呼ばれるもののこと。このネーミングがしっくりこなくて、我が家では”あれ”とか”かぶせるやつ”などと呼んでいる。
アドバイスに従い、”あれ”をかけて昼のあいだ日向に置いておいた。日向はどんどん逃げるので、それに併せ移動する。
それでもなかなか膨らまず、ようやく発酵の合図があったのは、夕餉の頃だった。
「よかった。ちゃんと発酵して」
2回のベンチタイムを経て2次発酵させ、オーブンを温め、30分かけて焼き上がったときには、9時を回っていた。
寄せ鍋の夕餉の後片付けをしたあと、ウイスキーをロックで飲みながら、焼き立てのパンを食べた。
何も足さないプレーンの味わいが、とても新鮮に感じた。
”あれ”あるいは”かぶせるやつ”です。
なかなか膨らまなくて心配しましたが、ちゃんと発酵していました。
焼き立て~いい匂いなんですわ、これが。
「食パン」は、菓子パンと区別するための言葉なのでしょうか。食事として食べるパンのことかな。
夕飯に寄せ鍋をたらふく食べたあとだったんですが、切ってしまった。
これがまた、いい匂い~♩
翌朝の朝食風景。マーガリンではなく、チヴィタのエクストラバージンオリーブオイルをかけて。
パン食は、カラフルになりますね。
翌日の夕飯は、茄子と挽肉のカレーでした。ご飯は続くよどこまでも~
ブログで知り合った人がパンをよく焼いていて、私にも2度ほど送ってくださったことがあります。
彼女が美味しいパンはバターよりも上質のオリーブオイルと塩で食べるのが一番美味しいと教えてくれました。
東京の方なので、オリーブオイル専門店にいくと試飲させてもらえるので、味を確かめて好みのものを買っていると話していました。
スペインのお土産に頂いたオリーブオイルも絶品でした。
何かお勧めの銘柄ありますか?
癖の強いものは苦手なのですが、美味しいオイルを探しています。
何でもプレーンが一番好きです。
さえさんのパンはいつも本当に美味しそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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