サッカー少年ならぬサッカー壮年の夫のたっての希望で、サッカースペインリーグ「ラ・リーガ・エスパニョーラ」を観に行った。
レアル・マドリッドvsレアル・ソシエダ。
ソシエダは、久保建英が活躍するチームだ。
向かったのはレアル・マドリッドのホーム「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」。
夫は、ぜひタケクボが見たいとがんばってチケットを取ったわけだが、観戦に至るまでがイバラの道だった。
スマートフォンでQRコードをダウンロードするタイプのオンラインチケットだったのだが、それが開けず四苦八苦。パソコンを持ち込む羽目に。
さらに、入場の際わたしのチケットではすんなり入場できたのに、彼のQRコードはエラー。スタッフと揉めに揉めたが、頑として譲らない夫に向こうが根負けし、やっとのことで入場できた。
「やった! 来たぜ、ベルナベウ!」
感動を隠そうともしない興奮気味の夫と座席に向かうと、なんと夫の番号の座席が存在しなかったのである。
チケットを購入した委託サイトのミスらしい。ほかにも座席がない難民がいて、スタッフは大わらわだ。
道理で入口で、エラーが出たわけだ。
それにしても、夫の頑として譲らない態度はすごかった。
ようやく代わりの席をあてがってもらい、試合観戦という運びになったのだった。
「席がない?」「ありえない!」
ふたり、肩をすくめた。
いやはや、こんなことがあろうとは。
それでも、タケクボは素晴らしかったし、レアル・マドリーの巧みな個人&連携プレーと力強いパワーに圧倒されるおもしろい試合だった。
スタジアムまで徒歩15分のレンフェ「NuevosMinisterios駅」。
まずは、腹ごしらえをして。夫が食べたチキンバーガー。
ポークとトリュフチーズのクロックムッシュ風。
ラ・リーガ・エスパニョーラには、ゆるキャラはいないみたい。ミッキーマウスがお出迎え。
街なかにあり、外観を撮るのが難しかった「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」。
お~きれい! 天然芝を地下で育てている最新システムのスタジアムだそうです。
レアル・マドリーの白いサポーターたち。
これだけ近代的なスタジアムなのに、大型テレビジョンがなく、選手紹介も目だけ、っていうのがおもしろかった。
試合はソシエダが先制するも、レアル・マドリーの猛攻で2対1でレアル・マドリッドの勝利でした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。