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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

夜の倉敷を歩いて

神戸帰省の帰りに、倉敷まで足を伸ばした。

一度は行ってみたいと思っていた、憧れの街である。2泊したけれど、観光できるのは、中1日のみ。駆け足での小旅行だ。

 

ガイドブックを買ったわけでもなく、ネット検索と、ブログのお友達で『地球の歩き方』岡山特派員のmamiさんの倉敷美観地区の記事を読み、適当に歩くことにした。

mamiさんの『地球の歩き方』倉敷美観地区の記事は→こちら

 

「大原美術館には、行きたいね」と夫。

「アチブランチには、ぜひ行きたい」と、わたし。mamiさんの記事にあった雑貨屋だ。あまりの雑貨屋好きに「はいはい」と、夫に呆れられる。

「阿智神社は? 雨みたいだし、どうしようか」

「雨の上に、忘れてたけど3連休だった」

ちょっと疲れていたこともあり、倉敷名物などほぼ知らないまま、到着。

倉敷市がある岡山は瀬戸内の魚が美味しい土地、特に鰆が美味い。それを知ったのは、飲みにいった店でのことだった。

 

魚偏に春とかくだけあって、5月頃には海が盛り上がって島に見え「魚島」と呼ばれるほど鰆の群れが瀬戸内に来遊するという。産卵のため瀬戸内海にやってくる回遊魚だからだそうだ。

回遊魚特有の濃厚な味わいを持つ鰆は、しかし冬に捕れたものは身が締まり脂が乗っていて「寒ざわら」と呼ばれ、今の時期が美味しいとも言われるらしい。

 

魚が美味いと、テンションが上がる。

夜の倉敷には朧月が浮かび翌日の雨を予告していたが、闇のなかライトアップされた白壁の建物が川に映り込み幻想的で、ただ浮き浮きと歩いたのだった。

宿泊したのは、倉敷美観地区にある「アイビースクエア」。部屋は狭かったけれど、ここに宿泊したので夜の倉敷美観地区を歩くことができました。

川沿いの道を歩いて、美観地区の外まで飲みにいった1日目。3連休だったせいか、電話しても電話しても予約でいっぱいと断られ、駅の方へと歩きました。

波紋ひとつない川に映った白壁の建物や洋館を眺めながら。

のんびり夜の街歩きが、楽しかった。

こちらは、2日目の晩に飲みにいった「八重」。昼のうちに電話したら、予約が取れました。

突き出しの海老とたらこの煮付け。薄味なのが嬉しかった。

鯛と鰤と鰆のお刺身。こんなに美味しい鰆のお刺身は、初めて食べました。

煮付けを、というとすすめられた瀬戸内の魚、ビングシ。酒と醤油だけで煮たという、これも薄味で魚の旨味が濃い。

そして、岡山名物”黄ニラ”の卵とじ。焼き茄子は、わたしが好きだからオーダー(笑)

 

COMMENT

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  1. ぱす より:

    こんばんわ
    わあ~アイビースクエアに泊まれたんですね。
    泊まれる・・・って知りませんでした。実は。
    趣のある、元紡績工場ですよね。
    泊まられたからこそ、倉敷の夜景も楽しめるんですね!
    やっぱりすてきな街並みですよね。
    そんな旅の楽しみ方があるのだなあと思いました。

    鰆のお刺身美味しそうですね!
    海の幸が豊富ですね。

    大原美術館も、いいですよね♪
    大好きな美術館です。

  2. さえ より:

    >ぱすさん
    おはようございます。
    ぱすさんは、倉敷はやっぱり何度も行かれてるんですね~アイビースクエア、そうなんです。泊まれるんですよ~なかにいくつもお店もあって、夜はバーにも飲みに行きました。クラボウ記念館にも行きましたよ。
    倉敷、素敵な街並みですよね。また行きたい街が増えました。
    魚がおいしいし。
    大原美術館、絵画も見ごたえありましたが、落ち着いた建物自体もよくて、リフレッシュした気持ちになりました。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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