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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

柿食えば

「甘い柿の木を植えても、標高500m以上の土地じゃ甘くならないそうですよ」

お隣りの韮崎市の柿をいただいたとき、そう聞いた。

我が家は標高600mほど。韮崎市街は、坂道をぐんぐんぐんぐんと下ったところにあるから、500m以下の土地が多いだろう。

いわれた通りに、甘い甘い柿だった。

柿は毎年どなたかにいただくけれど、標高云々の話は初めて聞いたことだった。

 

この週末上の娘が帰省していて、その柿を一緒に食べたとき、こんな話も出た。

「柿って、外国にはないんだってね」と、夫。

「ああ、ヨーロッパにはないね。カナダにはあったかな」

と、ヨーロッパを3か月放浪し、カナダに1年住んでいた娘。

「ないんだ?」と、わたし。

確かに「和」の果物のイメージが強いが、和食に使うことが多いオクラだって、原産国はアフリカで洋風な料理で様々な国で食べられていると知ったばかり。和な食材だって普通に海外でも食べられていると思っていたので逆に驚いた。

「英語では、persimmonって言うんだよ」

娘が、聞きとれないほどきちんとした英語で教えてくれた。だが、調べると「Japanese persimmon」や「kaki」とも出てくる。やはり、海外では珍しい日本の果物ということだろう。

 

毎年、この季節になると楽しんでいる柿。それでも、こうしてまだまだ知らないことがいっぱいあるものだ。海外では珍しい果物だと思いながら頬張ると、ちょっと贅沢な気分になった。

CIMG3750お日さま色ですね。心もほっこり温かく明るくなる色です。

CIMG3757「和」を強調して、漆塗りの器と竹の楊枝で。

CIMG3754これはいつも通る道の柿の木。渋柿だろうか?

 

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  1. papermoon より:

    さえさん、おはようございます♪

    今日のブログのタイトルが 「柿食えば」 なので思わず、「鐘が鳴るなり法隆寺」 と口ずさんでいた私です(笑)
    柿を見ると故郷を思い出します。
    寮に入っていた学生時代、実家から柿を送ってもらって友人におすそ分けしていたことを思い出しました。
    柿って和を代表する果物だと思います。
    海外を旅してた時、お店で《KAKI》と表示されて売られているのをよく見ましたよ。
    標高の話は初めて聞きましたよ。
    甘い柿、最高ですよね。

    • さえ より:

      papermoonさん
      こんにちは♩
      柿、故郷の思い出があるんですね♡
      ここは田舎なので、柿はお庭に生ってるものをいただくばかりで買ったりはしません。
      おすそ分けされてたってことは、お庭に柿の木があったんでしょうね。
      やっぱり海外では「kaki」なんですね~
      今度海外に行ったら確かめてみるのも楽しそう♩
      甘柿も、渋柿が熟して甘くなったのも、美味しいですよね~

  2. 悠里 より:

    お久しぶりです。
    柿は寒い地方以外は、世界中どこにもあると思っていました。北杜の高根出身の友人から、甘い柿を植えても渋い柿しか成らないと、聞いた事有ります。私の家の庭の柿は次郎柿という甘い柿です。硬いのはサラダにしたり、サンドイッチに入れたりもします。そろそろ食べ頃ですね。もう少しすると鳥と競争になります。毎年忘れないで、楽しませてもらっています。さえさんのところにも、確か柿有りましたよね。干し柿様な柿でしょうか、それはそれで楽しみですね。私は百目柿を干し芋のように、薄く切って干しました。いただいた事があったけど、美味しかったです。

    • さえ より:

      悠里さん
      わたしも柿、世界のどこにでも生っているのかと思っていました。
      それだけ日本人には身近な果物っていうことなんでしょうね~
      二郎柿がお庭にあるんですね!
      甘いんだ~いいな♩
      我が家の庭には柿の木はないんです。
      干し柿にする柿をいただくことがよくあって、枯露柿は何度か作って楽しみました。
      柿はお庭に生っているお家が多いから、いただくことも多いです。
      ありがたいですね。
      サラダやサンドイッチ、いいですね!
      料理にはなますにしか入れたことはありません。やってみようっと!

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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