スーパーで山梨産の筍を見つけたので、筍ご飯を炊いた。
ちょうど1合分の筍ご飯と、若竹汁2人分ができるだけの小さな朝採れ筍は、リーズナブル。400円しなかったので、よし! とゲットした。
庭の木の芽が芽吹いていたのを見て、筍ご飯の季節だと思っていたところだった。
毎年逃してしまうのが、筍の季節だった。高価すぎたり大きすぎたりで買うのをためらい、淡竹の時期にようやく炊くと、木の芽はちょっと硬めになっているから、今食べられるのはとてもうれしい。
以前は、この時期に筍を持ってきてくれた竹林に暮らす近所の老人がいた。
「筍のおじさん」と子供たちは呼び、毎年筍ご飯を炊いたものだ。
その老人も、ずいぶん前に亡くなった。
それから、筍は買うものになった。
その頃に植えた木の芽は、いつしか実が生るようになり、6月に収穫した山椒の実は、冷凍保存し1年じゅう煮物などに使えるようになった。
こうして年月は流れていくけれど、同じように季節は巡る。
桜が早すぎた春に、日本の四季も心配にはなるけれど。
写真だと大きく見えるけれど、ほんの小さな筍。
米糠と唐辛子を入れたたっぷりの湯で茹でて一晩置きました。
今庭には、3ヶ所に山椒が生えています。植えたわけでもないのに生えてきた西側の花壇の山椒の木。野鳥の落とし物ですね。ここがいちばん葉を開いています。
とってもいい香りです。
たったの1合ですが、筍たっぷり。
木の芽をのせて。
若竹汁には、姫皮を入れました。春の膳の朝餉。
筍ご飯、美味しそうですね。
我が家の木の芽も今年は早くてびっくりです。
でもこれほど大きくないな~。
今1センチくらいでしょうか。
筍のころに木の芽が芽吹いてお料理に使えるなんて自然はすごいですね。
ご飯茶碗、いつ拝見しても素敵ですね。
こんにちは~。
筍ご飯に白海老と新玉ねぎの鍵揚げ…
日々の食卓が旬の食材で彩られていますね。
上品でおいしそうです。
わが家でも筍や山菜などは買うものではなく
いただくものでした。(笑)
今年はスーパーで買おうと売り場の筍をみたら、
地元のものでも、茹でて真空パックにしたものばかりでした。
筍のアクをぬいたり、皮をむいたりする作業で旬を感じる私には
年中買える筍と大した違いがなく、買うのをやめました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。