気持ちよく晴れた一昨日、特派員の取材に出かけた。
目星をつけていたまきば公園は、冬季閉鎖を間近に控えていてボツ。
北杜市は冬のあいだ休む店も多く、冬季休業するか否か、下調べが必要な季節となったことを実感した。
その足で、10分ほど走った「八ヶ岳高原大橋」へ。
紅葉も終盤となったが、ここは山が見えていてなんぼのスポット。
朝、八ヶ岳を覆い隠していた雲が、まきば公園を歩いているあいだに少しずつ晴れてきた。富士山も雲をストールのようにたなびかせている。南アルプス連峰もちゃんと顔を見せてくれている。
「ああ、雲がきれいだあ」
秋の真っ青な空には、ぽっかり浮かんだ真っ白い雲がよく似合う。
先週観たテレビ番組「黒澤 明の映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜」で、黒澤監督の「雲待ち」が有名だったという話があった。
空が青いだけじゃダメで、雲もあればいいというものじゃない。
旅レポともまったく違って、どんなに美しくてもそのシーンに合う空、合う雲が揃わなければ撮影しない。妥協しないっていうのは、そういうことなのだろう。
八ヶ岳高原大橋で秋の雲を見上げ、これから映画を観るときには、空に浮かぶ雲までもしっかり見つめてみようと思った。
「八ヶ岳高原大橋」です。別名「黄色い橋」。
八ヶ岳が間近に見えるのが、いちばんの魅力です。
夏に川涼みに行った瑞牆山方面の山々も、くっきりと見えていました。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
こんにちは~。
そうそう、雲って大切な存在みたいです。
住宅メーカーの仕事をしていた時、ポスター撮りのカメラマンさんが
形のいい雲がかかるまで1時間も2時間も待っているのを思い出しました。
北杜市って「ほくと」と読むんですね。
私、勝手に「きたのもり」と読んでいました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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