取材で市内の白州・尾白の森名水公園『べるが』を歩いた。
森と日本百名水である尾白川の川辺の一部を、散策したり川遊びをしたリできるよう管理している公園だ。何がいいって、森や川に人の手が入ることで自然の怖さを少し軽減しつつ、そのまんまの姿を楽しめるところ。熊なども近くまでは来るのかも知れないが公園内で人を襲うことはほぼないだろう。
赤松の林と隣接した家で暮らしているが、森を歩いたのは久しぶりだった。
森は思ったより深く、木漏れ日を眺めつつ木々の吐息を身体じゅうに感じていたら、不意に何かが降りてきたようにつぶやいていた。
「子どもだった頃の自分から、ずいぶん遠いところに来ちゃったな」と。
子どもの頃、遊んだいくつかの森を思い出しながら。
森の木漏れ日のなかには、過去とか未来とか時間とか、そういうものが一緒に揺らめいているのだろうか。
足もとの落ち葉や草を踏む感触に、その音に、ここではないどこか、今ではないいつかの森へと通じているような危うさが微かに混じっていた。
「水路の見える散策路」です。涼風が気持ちよかった。
うっそうとした森そのままが、公園になっています。
ヤマアジサイが、可憐な影を揺らしていました。
ちょっと素敵な影絵も見つけました。
☆『地球の歩き方』特派員ブログ、更新しました。
こんばんは。
最後の写真、なんて素敵な影でしょう。
太陽の光が作った影、自然ってすばらしいですね。
とは言え、自然のままがいいとは言い切れませんね。
友人の山は3年で入れなくなりました。
山も人の手がはいることでいい環境になっていたのです。
蔓ものに山道が占拠され木々も大きくなりすぎてしまったのです。
あ~こんな森をゆっくり散策したいな~
hanamomoさん
ありがとうございます♩
そうなんです。自然が織り成すアート、美しいな~って実感しました。
田舎で暮らしているhanamomoさんだからこそ、わかっていただける部分も大きいかと思います。
人の手が入ることで安心してはいれる森もあるし、育つ森もありますよね。
伐採なども必要なんだと思います。
それもこれも人間中心の世の中での人間サイドの考え方なのかも知れませんが。
それでも、森を歩くのはいいですね~♩
久しぶりに思いっきり森の空気を吸って歩きました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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