雨やなんやかやでサボっていた、ウォーキングを再開した。
今、水張田が美しい。
ついこのあいだまでパッチワークのように、水の入った田んぼと入っていない田んぼが継ぎはぎだったのに、もうすっかり水が満ち満ちている。
名もなき棚田も、歩く途中いくつか見ることができる。
早々と、お田植えを終えた田んぼもある。
こういう風景を楽しめるのは、田舎暮らしの醍醐味だと「田舎暮らしの楽しみ方」シリーズでかいた。
水は、美しい。
生命の源でもある、強さ、揺るぎなさをも感じる。
そして、水が満ちている田んぼを見ていると、安定、というのだろうか。気持ちが落ち着いてくる。
水は、どこにあっても水平を保つから。なのかもしれない。
今、頼りなく小さく細く揺れている稲の苗が、これから日々育っていく。
農家さんたちが大切に育てた土と、太陽の光と、そして水と。
人が手をかけて、お米を育てていく。
田舎の人は、毎日のように目で見て肌で感じ、そんな当たり前のことを当たり前に知っている。
ちょっとだけ鏡八ヶ岳。
こんな風景のなか歩ける幸せ、感じます。
花もいろいろ咲いていました。野ばら。
あちらこちらに、点々と咲いています。
このプロペラみたいな花は、なに?
初めて見る花です。っていうか、花?
ニセアカシアも、そろそろ終わりですが、ここは満開でした。
遠くまで、香りたつ~!
こちらは、夕飯前の時間、2階から眺めた風景。
夕焼けと水張田。
こんな墨絵のような日も。
暮れていく水張田。けろじたちの鳴き声がぐわんぐわん響いていました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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