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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

何ごとも、やり方次第で楽しくなる

義母の心臓弁膜症の検診の付き添いのため、神戸に帰省した。

「淡路島に寄ってから、行こう」

そう言って夫が選んだのは、徳島まで飛行機で飛び、レンタカーで淡路島を通り、神戸まで走るという経路だった。

何ごとも、やり方次第で楽しくなると考える彼らしい企画だ。

 

あいにくの雨だったが、汽船に乗り、うずしお見物をしてから「うずの丘大鳴門橋記念館」で海鮮を堪能した。

淡路島の海鮮は当然のように美味しかったが、ここは「玉葱の島」なのだと実感する。刺身のつまも玉葱なら、添えられた紅生姜かと思いきやこれまた玉葱。コンビニにはパック入りオニオンスライスが、土産物屋には玉葱チップス。玉葱スープ。玉葱ドレッシング。などなど、延々と玉葱が並んでいる。

記念館にはそれだけじゃなく、玉葱のオブジェがある。玉葱型のカツラをかぶって記念写真を撮るコーナーもある。玉葱的椅子もある。玉葱カルタもある。

 

極めつけは、UFOならぬ玉葱キャッチャーだ。

1個とると、1.5㎏の淡路島特産玉葱をプレゼントしてくれるという。

カツラをかぶって挑む若者たち。しかし玉葱はつるりとキャッチャーからこぼれ落ちる。そこにはそれを見守るおじさんがいた。

どうにかキャッチしてほしい。その思いで、カップルやグループが一段落するたびに、とりやすそうな位置へと玉葱を置き換えている。「とりやすくするためにキャッチャーを2本から3本に替えました」と表示もされている。

わたしたちも挑戦した。玉葱の乾いた皮はつるりとすべり、こぼれ落ちるのみだったが、これが何とも楽しかった。

 

日本中、いや世界中どこにでも転がっている玉葱。それでここまで楽しめるように前面に押し出した淡路の人たちはすごいと思う。

やはり何ごとも、やり方次第で楽しくなるのだ。

「徳島阿波踊り空港」に到着。ここからレンタカーで淡路島へ。

汽船に乗って、眺めた渦潮(うずしお)。

なかなか迫力ありました。

「うずの丘大鳴門橋記念館」で、海鮮うにしゃぶをいただきました。

絶景お創りステージ。夫とふたりでシェアして。

〆は、うに雑炊。リゾットのような味わいでした。

渦潮をかたどったテーブルが、おもしろお洒落。写真右上には、玉葱型の椅子でくつろぐ方が写っています。

黄色いカツラをかぶって、玉葱キャッチャーに興じるお嬢さんたち。

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  1. ユミ より:

    ご主人の今回の企画、ナイスアイディアですね。
    主人との旅行のスケジュールを立てるのはいつも私なので、うらやましい限りです。
    せっかく神戸まで行くんですから、いつもと違う工程を考えれば旅行気分で楽しくなりますね。
    これからも神戸に行く時は、また違った行き方を企画するのも、楽しみになりますね。
    私も去年徳島に行って、渦潮は船から見たんですけど、淡路島は帰りに通過しただけでした。
    玉ねぎのUFOキャッチャーや、玉ねぎのカツラを雑誌で見て、一度は行きたいと思ってるんですよ。
    うずしお記念館の海鮮ウニしゃぶ、とっても美味しそうです。
    絶景お創りステージはインスタ映えですね~(^^)/

  2. さえ より:

    >ユミさん
    仕事も企画を立てる部分が大きくて、たぶんそういうのが好きなんですね。
    楽しませてもらってます♩
    ユミさんご夫婦は、企画を立てるの、ユミさんの方なんですね。
    わたしは逆に徳島は素通り。こんどぜひそっちにゆっくりしたいです。
    淡路島、そちらからだと近いんですよね。
    そのうちにぜひ、玉葱とうにしゃぶ、絶景お創りステージ、楽しんできてください!

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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