CATEGORY

BACKNUMBER

OTHER

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

夜市を歩く

楽しみにしていた夜市を歩いた。
台北最初の夜の夕飯は夜市でと決めていて、ちょっとずついろいろ食べようと計画していたのだ。そのためには、ビールをあまり飲まないという決意までして、まずは、いちばん大きな士林(シーリン)夜市を歩いた。

 

「蟹のから揚げ、迫力!」「店の看板の雰囲気がいいねえ」
「鉄板焼きも、天麩羅屋もある」「牡蠣オムレツ、いく?」
冷やかしつつ歩き、牡蠣オムレツをつついてビールを飲む。
「ねえ、あれ何?」ビールを飲み干した夫が、言った。
「みんな、あれ持ってる」夫の目は、釘づけになっている。
「ガイドブックにあった、顔の大きさのフライドチキンじゃない?」
さっそく店を探し、購入。かぶりつくと熱々ジューシー、スパイシー。
「独特のスパイス、効いてるよねえ」
ふたり交互に、かぶりついた。
「これは、食べ切れないわ」と、夫。
「全部食べたら、3日間寝込むね」と、わたし。
なんと、ここで満腹になってしまった。
「ちょっとずついろいろは、どうしたんだ」
「だって、いろいろ大きんだもん」
50代の夫婦が楽しむには、夜市の食べ物はずいぶんと大きく多く感じられた。そのうえ、ふたりとも残すのが苦手ときている。

 

夜市の梯子をして、雰囲気はじゅうぶん楽しんだけれど、いろいろは食べられないもんだなあと実感した。暑さにやられたのも、あったのかも知れない。
「せっかくグルメ夜市寧夏(ネイシャー)に来たんだから、食べるぞ」
「おう」
一通り歩き回り、夜も更けて餃子に挑戦したものの、台湾は、大人数で旅してシェアして楽しむのがベストだと初日にして判ったのだった。

p1050069
台北で、いちばん大きな士林夜市。夕方から始まります。

p1050074
風船割りや射的の店がいーっぱいありました。毎日が縁日です。

p1050067
「美食」は地下街にあり、冷房が効いていました。
見慣れない料理が並んでいて、目移りします。

p1050064
蟹をそのまま揚げてあるー。肉も海鮮も盛りだくさん。

p1050077
「人気よ」と日本語でススメられた、肉巻きです。

p1050083
ゴーヤを蜂蜜で味つけしたらしいジュース。挑戦する気には・・・。

p1050081
人の顔の大きさだというフライドチキン。
美味しかったけど、5~6人でひとつでいいかも。

p1050086
「大串焼」だそうです。焼き鳥? とにかく大きい。
大きさで目を魅くのも、商売上手ってことなのかな?

p1050088
こちらは、食べ物の屋台が中心だという寧夏夜市。

p1050092
人だかりになっていた餃子屋さんで、焼き餃子を食べました。
皮がもちもちで美味しかった。10個ワンセット売り。

p1050095
もしかして人気なのは、台湾では鍋貼(焼き餃子)が珍しいの?

p1050185
2日目に歩いた、黄色い提灯で昼間もやっている、台北近郊の
基隆廟口(ジーロンミャオコウ)夜市。

p1050180
市の真ん中に寺院がありました。綺麗な建物でした。

p1050189
超美味しかった台湾風ひもかわうどん。
うどんなのに箸がなく、丸まった平らな麺をレンゲで食べます。
入ってる魚団子もいいお味。シェアしたんだけどとりあいに(笑)

p1050190
お兄ちゃん達、にこやかに屋台を切り盛りしていました。

p1050192
地元の人も、のんびりと食事しているように見えました。
台湾では外食が安価なせいか、家で食事を作る習慣がないのだとか。
子育てもおじいちゃん、おばあちゃんがするのがスタンダードで、
お母さん = 主婦という概念がないのだとネットの記事で読みました。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

ご意見などのメール

CATEGORY

カテゴリ

BACKNUMBER

バックナンバー

CALENDAR

カレンダー
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

COPYRIGHT © 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI. ALL RIGHTS RESERVED.© 2016 HARINEZUMIGA NEMURUTOKI.