夫である写真家YasuoMaedaの新しい写真集ができた。
タイトルは『LISBOA & ALENTEJO』。
ポルトガルのなかでも、首都リスボンと、テージョ川の彼方という意味を持つ田舎町アレンテージョで撮った写真を集めてある。
夫婦ふたり昨年2019年春、初めて旅したポルトガル。魅了され、12月に再訪したときは、レンタカーを借りてアレンテージョを走り回り、リスボンに戻って年越しした。まるでしばらく旅に出られないと知っていたかのように気持ちが向かい、同じ年に2度旅したポルトガルは特別な国となった。
さて。写真集を開き、じっくりと眺め思うのは、これ、いつどこで撮ったの? と思う写真が多いこと。そして知っている場面でも、ここから撮るのか、あるいはこれを撮るのかと、ハッとさせられる写真が並んでいることだ。
ともに旅をして、同じ場所を歩き、同じものを見ているにもかかわらず、見ているものがまるで違うのである。
同じ時を過ごし同じ場所に立っていても、ひとりひとりが見ている風景というものは、たぶん同じではない。
だから人は、おもしろいのかも知れない。
そして写真も、だからこそきっと、おもしろいのだ。
☆3,000円(送料別)で販売しています。A5サイズで、54ページあります。
表紙は、リスボンのジェロニモス修道院です。
リスボンのカルモ教会。
街にはトラムが縦横無尽に走っていました。
アレンテージョのモンサラーシュ。白く美しい町でした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。