元旦の朝、初日の出を見に出かけた。
車で5分ほど走った明野町内に、富士山と日の出がコラボレーションで見られる場所がある。
朝7時前、空が白み始めた頃には、マイナス4℃。空気が凍っていた。
やはり初日の出を見に来た人たちが、駐車場に車を停めていた。5台ほどだったが、次々走ってくる。
日の出まで車中で待機している人が多く、しばらく外に出て待っていたけれど、また車に引き返すほどの寒さ。
そんなふうにして20分ほど過ごして、日の出のときを迎えた。
「元旦」は、新年最初の太陽が昇る様子をイメージした漢字で、だから「日」の下に地平線が引かれているのだという。
地平線ではなく、森の木々から顔を出した初日の出だったけれど、美しかった。
空気が凍り、それだけに富士山も澄んで見えた。
そのとき、今年2022年の漢字は「美」にしようと決めた。
美しいものをたくさん目にして、心の奥で感じる年にしたい。
早朝6時52分の富士山。
東の空には、富士山似の雲が赤く染まっていました。
西には、南アルプス連峰鳳凰三山が、同じく赤く染まって。
7時19分。ようやく初日の出を拝みました。
明るい年になりますように。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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