東京では、夫の写真展に来てくれた何組かの友人達とランチの機会があった。
みなコロナ前のランチ以来で、オンラインおしゃべり会やLINEなどで交流していても、「やっと会えたね」という言葉が心の底からため息とともに漏れた。
積もる話もあるけれど、オンラインではできない他愛ないおしゃべりがまた楽しかった。
目の前に並んだ料理の話題も、そのひとつ。
4人の友人と日本料理のコースランチをしたのだが、「盛りつけが、きれい!」「これ、何?」「馬肉食べるの、生まれて初めて」「桧枝岐って、どこのお蕎麦?」などなど、それだけでもうかしましい。
驚いたのは、「さえちゃん、絶対スカートだと思った」と言われたこと。
明野に越してきて22年になるが、以来滅多にスカートなどはかない日々なのに。そうか、いまだスカート姿の若い頃のイメージが定着していたのか。
オマケでもらった楽しい時間を過ごし、夫の写真展は盛況のうちに幕を閉じた。
エドモンドホテルの「日本料理 平川」で。
馬肉のすき煮、冬瓜含め煮茗荷のせ。上品な味わいでした。
山梨では、馬肉、たいていの人は食べたことあると思うけどね。スーパーでも売ってるし。
オーストラリアにいる娘が、エミューの肉でお好み焼きを焼いていたという話は、ウケていました。
少しずつ、いろいろ美しく盛りつけてあって、心地よかった。
〆は、桧枝岐(ひのえまた)蕎麦。福島に桧枝岐という蕎麦が美味しいところがあるそうです。
個室でお客さんもまばらだったので、3時間以上おしゃべりしていました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。