『地球の歩き方』山梨特派員ブログで、明野町で開催されるおもしろそうなお祭りの告知をした。
その名も「うめのきウキウキフェスティバル」。略して”うめフェス”。
場所は、オープン時からたびたび取材してきた「梅之木遺跡」だ。
何度も取材して最近疑問に感じているのは、縄文人の時間の使い方。
植物の繊維で布を織ったり、編んだりする「衣」。
木の実を集めたり、狩りをしたりする「食」には、土をこねて焼いた土器が必要だし、火を起こすのだって一苦労だ。
そして「住」。木を切るのにも斧もない。石斧を手作りするところから始めて、やっとのことで切り倒した木を、竪穴式住居の木材にしていく。穴を掘るのにも、もちろんシャベルもない。
その作業ができるのは、明るいあいだ。陽が昇って日が沈むまで。たぶん、時間は足りないはずだ。
そんな日々のなか、食材に火が通りやすいよう熱の伝導効率を考え、土器を改良していったこともわかっている。
感心する。というか、途方に暮れると言った方が近い感覚だ。
「忙しい」という概念すらなかったのかもしれないが、どうして毎日そんなふうに一心に生きることと向き合って暮らせたのだろうと、考えると呆然としてしまう。
今日できなかったら、明日やればいい。明日もできなかったら、明後日でいい。
そんな感覚だったのだろうか。
現代人は、いつもいつも時間に追われていると、彼らに笑われそうだ。
どなたでも参加できますよ~♩
高台の広くて気持ちのいい遺跡公園で、開催されます。なんと国指定の縄文時代の遺跡なんです。
八ヶ岳や南アルプス連峰が見渡せる、ビューポイントでもあります。
ウォーキングイベント「フットパス」では、江戸時代に多くの人が歩いた古道・御岳道を歩きます。
金櫻神社へと続くその道には、33体の石仏さんが参拝者を道案内してくれたそうです。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。