1月5日の夜、ピント市主催の「スリーキングスパレード(three kings' parade)」を見に出かけた。
1月6日「公現祭」は、イエス・キリストが3人の賢者たちに”神の子”であると認められた日を祝う祝日だそうだ。
スペインのクリスマスは12月24日のクリスマスイブから公現祭まで2週間続き、そのクリスマス最後の日のイブを、にぎやかに祝うパレードらしい。
パレードは夕方6時にスタートし、約2時間ほどかけて町を練り歩くという。ピント市のホームページを見たが、どんなパレードなのか想像もつかなかった。
「キャンディ投げるらしいよ。一人占めしようと傘を使うのは禁止だって」
「たくさんキャンディを拾うほど、幸せな年になるんでしょう? 子供たちもはりきっちゃうね」
「パレードは、赤い汽車のかたちした観光列車みたいなのが来るのかな?」
「それか、オリンピックの凱旋パレードみたいに車の上?」
アパートから10分ほど歩いたところにあるランナバウト(環状交差点)に出ると、すでにパレードを待つ人で車道の両脇はあふれていた。
子供たちはみな、スーパーの袋を手に高揚した顔つきで両親や兄弟、友達となにかしゃべったり、袋をもて遊んだりしている。楽しみにしているのだ。
夫がカメラを手に、ぽつりと言った。
「こうして待つ時間も、楽しみのひとつなんだね」
30分ほど待ち、果たしてパレードはやってきた。仮装した人たちが歩いてやってきた。
思い思いの仮装をして大人たちや子供たちが、晴れやな表情で歩き、キャンディを投げ始め、子供たちは我先にと拾うのだった。
何十もの仮装した団体が通り過ぎるまで、やはり30分ほどが経過した。なんとも楽しかった。
これは子供たちも、さぞや楽しみにしているだろう。
パレードが通りすぎ、拾ったキャンディを一歳くらいの男の子にあげると、目を輝かせてわしづかみにした。

ランナバウトで道路を挟んで、パレードを待つ人たち。わたしたちも、30分以上は待ちました。

パトカーが注意を促すのかと思いきや、警官たちもキャンディを投げ、ゆっくり通り過ぎました。

来た! 歩きの仮装パレードでした。

警備スタッフたちが、必ずついています。

写真はまともに写っていませんが、こんな感じ。

photo by YasuoMaeda

photo by YasuoMaeda

photo by YasuoMaeda

photo by YasuoMaeda

手作りの乗り物も、趣向を凝らしていました。

警備スタッフの皆さん、たいへんだと思うけど、楽しそう。

ET。かぶり物もけっこういました。いったい何団体いたんだろう。

思い思いの仮装。アイディアからみんなで考えたんだろうな。

ラスト。3人の王を乗せた乗り物がゆっくり通っていきました。楽しそうにキャンディを投げる女性が印象的!

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。