珈琲の効能について、5年ほどまえにかいていた。
かいていたのは、成分的な効能でNHK で特集したものに対する雑感だ。
しかし5年経ち、今わたしが考えているのは、心の効能である。
珈琲を飲むと、ホッとする。
そんな、わかっていると思っていたことを再確認する瞬間が、このところ何度かあった。
あまりにも、あたりまえの日常のなかでゆったりと珈琲を飲む日々に慣れきっていたのだろう。すっかり、忘れていた。
ああ、こんなにも珈琲ってホッとする飲み物だったのか、と。
今回の神戸への帰省でも、何度となく感じたことだったが、あらためて再認識したのは、能登半島への旅だった。
3月末から4月初めの能登半島はまだ寒く、熱い珈琲は、冷えきった身体を芯から温めてくれた。
嗜好品である珈琲。震災当時には、食べることの方が大切で贅沢品だったに違いないと、1月の寒さを想像しながら飲んだのだった。
そんなことを、いつもと変わらぬ日常のひとコマのなか珈琲を飲みながら、ぼんやりと思い出している。

能登町のマッハコーヒーで購入した珈琲アソート。

インドネシアの深煎り。夫がマッハコーヒーでオーダーした珈琲です。

挽くと、色が濃い。

深煎り珈琲を、こんなにやわらかに感じたのは初めてでした。

ミャンマーの中深煎り。いつも浅煎りなので、ミルを回すハンドルが軽いんです。

見た目の色じゃ、浅煎りか深煎りか、どこの国から来た珈琲なのかわかりませんね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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