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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

信号待ちで

信号待ちをしているときに、何を考えているか。

もちろんそのときどきで違うのだが、きのうは夕飯のこと考えていた。

「今日も暑いなあ。冷奴は必須かな」

そのとき、左折してきたダンプカーが目の前に迫って来た。

「荒っぽい運転だな」

ひとりごち、もし今あのダンプがぶつかって来たら、運転席にいるわたしは即死かも。などと考えた。考えて可笑しくなった。

今死んだら、最期の悩みは夕飯の奴ということか。

なんとも幸せであることだ、と。

 

車で1時間ほどの大学病院に夫の診断書を取りに行った帰りで、入院費は保険でカバーできるようだし、病院内のスタバでアイス珈琲無料券が当たりそれも交換してきたし、一件落着であるとホッとしていた。だからよけいに、そんなことを考えたのかも知れない。

 

数年前、アンラッキーなことばかり重なる秋があった。ことの初めは、運転中、車のボンネットに木の枝が3本相次いで落下してきた。上の娘はバイクで転び、末娘は鉄棒から落ちてケガをし、わたしは飼い犬に手を噛まれた。(びっきーったら!)そのほかこまごまとしたこと、ことごとくが上手くいかなかった。それが、事故現場である韮崎市から車の修理代全額が支給されることになり、すっとツキが戻ってきたのである。12月に行った武道館でのエリック・クラプトンのコンサートは、普通に電話予約しただけだったのに最前列の真ん中だった。

 

いいことなんて、なくてもいいや。

今は思う。健康で、普通に暮らしていられるのがいちばんラッキーだと。

信号待ちの秋の空。

アイス珈琲が当たった分で、お昼にサンドイッチを買いました。

病院へ行く途中、百日紅のピンクと白の花が咲く並木道があります。

絵本に出てくるワニのような雲。人はどうして、何かの形に見立てたがるのでしょう。

切りとってブラウスにしたいような深く青い空と雲。

ミラーのなかの小さな空を見つけても、ラッキー! と思えます。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    こんばんは~(^^♪
    大学病院の中にスタバがあるんですね~
    近くにそんな大きい病院がないので、ちょっとびっくりしました。
    まさに人生山あり谷ありですよね。
    そんなバイオリズムっていうのか、巡りみたいなものって、ほんとにあるんでしょうね。
    自分自身の気の流れでも、影響を受けて良い方へと変わって行くんだと思います。

    ワニの雲、ユニークです。見事にワニです。(笑)

    • さえ より:

      ユミさん
      そうなんですよ~って言っても我が家からは車で1時間かかるんですが。
      病院内のスタバって、みんななにかしら病院とのかかわりを持った人、患者やその家族、友人なんかが来ているわけで、ショッピングモールのスタバとかとは雰囲気まるで違いました。
      気の流れ、巡り・・・あるんでしょうねえ。
      自分自身の気持ちの向く方向に左右されることも、確かにありますよね。

      絵本に出てくるひょうきんなワニさんみたいでしょう♩雲の形を見上げて、笑えることもまた幸せ♡

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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