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3.11リモート追悼グラファシで想う。#離れていても追悼できる

東日本大震災が起こってから9年目となるきのう、「3.11リモート追悼グラファシで想う。#離れていても追悼できる」に参加した。

Facebookのイベントの参加を募る告知には、こうある。

2011年3月11日から、9年。
あれからを、語りたい。これからを、聞いてほしい。
離れていても、心を通わせたい。離れているからこそ、想いを巡らせたい。
2020年3月11日、10時から12時。
私たち「しごと総研」は 「リモート・グラフィック・ファシリテーション」で東日本大震災に寄り添いたいと思います。
「グラフィック・ファシリテーション」は、絵や色、線のゆらぎを用いて 人の「心の声」に耳を傾け、まだ言葉になっていない「気持ち」や「感覚」「臨場感」をも 「絵」に描くことで、「対話」を紡ぎ出す方法です。

Zoomでのビデオ会議に参加したのも初めてで緊張したけれど、20人以上の人とパソコンの前でつながることができた。

 

簡単な自己紹介を終え、全員で黙とう。

それから、「感謝していること」というテーマでひとりずつが思い思いに話した。

子どもが生まれたこと、家族と一緒にいられること、飼っている猫のぬくもり、普通に生活できること、インフラがきちんと機能していること。

自分自身、何だろうと考えたとき、

「家族と一緒にご飯が食べられること。何でもない会話ができること」

と話していた。

 

次に3~4人のグループに分かれ(こんなことができるなんて驚き!)、「自分のなかにある痛み」について話し合った。

ひとりの女性は、「何もしていないこと」が痛みであるとわたしと同じ想いを抱えていたけれど、もうひとりの男性は、「興味を持っていろいろ調べたり、それで知った活動に寄付することでもつながれるんじゃないか」と話した。福島の女性は、「福島に来て、福島を楽しんでもらえたら、それがいちばんうれしい」と話し、「こんなふうに忘れないでいてくれることが、とてもうれしい」と画面に福島の青い空と山々を映し出してくれた。

 

それからまた全員の場に戻り、それぞれ想いを語った。

わたしはほとんど耳を傾けることしかできなかったけれど、心の底から想いがあふれるように話すみなさんのお話を聞くことができ、またとない体験ができたこと、参加できて本当によかったと思う。

東日本大震災で起こったこと、被災した人々、その後の暮らしに、わたしなりに心を傾けられた濃い2時間だった。

 

けれど正直なところ、終わってみると落ち込んだ。

みんな、すごいなあと思わずにいられなかった。

パソコン上で日本のあちらこちらから参加しているみなさんと話していただけに、山梨にぽつんとグーグルマップのピンのように立つちっぽけな自分を思い知らされた。

そんなふうにしゃべることは苦手なわたしだけれど、自分の想いを語る時間、誰かの想いを聴く時間って大切なんだなと実感した。

一緒に過ごしてくださったみなさん、ありがとうございました。

 

☆東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を、心からお祈りします。

タイトル画です。グラフィックファシリテーションの起点となる「はじまりの扉」とありました。「しごと総研」の主宰者、山田夏子さんの絵、やわらかで素敵です。

パソコンの向こうの参加者に呼びかける夏子さん。

イラストを仕上げていく様子。

参加費は、チャリティとして福島県双葉郡富岡町に寄付されるそうです。

今年はぜひ、福島に遊びに行こうと思います。

出来上がったグラフィックです。はじまりの扉から。

感謝していることをそれぞれに考えて。

感謝から、自分のなかの痛みに向き合っていきました。

これまで誰にも言えなかった痛みを語ってくださった方も。

常磐線は3月14日に開通するそうです。

 

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PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

 

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