「韮崎に行くんなら、ついでにこれ、買ってきてよ」
「いいよ」
子どもたち3人と一緒に暮らしていたときには、たびたび繰り返された会話だ。
車で15分~20分ほどのお隣り韮崎市のJR韮崎駅のあるエリアには、スーパーもホームセンターもコンビニも薬屋も本屋も電気屋もある。
文房具を、本を、風邪薬を、あずさの切符を、プリンターのインクを、向日葵の種を、韮崎に行くとなると頼まれる。
スーパーに食料品をちゃちゃっと買いに行くだけのつもりが、あるいは駅に誰かを迎えにいくだけだったのが、あちこち寄らなくてはならなくなり、1時間のところが倍、またはそれ以上になったりすることも多かった。
「ついで」はひとつくらいなら「ついで」になるけれど、2つ3つ重なるともう「ついで」ではなくなる。車だから荷物の重さはあまり関係ないけれど、いくつもの「ついで」が重なると心理的時間的重荷になってしまう。
今は夫婦ふたりの生活になり、ついでも少なくなった。「ついでに」と頼む側も自分自身であることが多い。
だからときどき「ついで」をやめてみる。急ぎじゃなければ次回にまわし、シンプルにひとつだけにターゲットを絞る。まっすぐ行って、まっすぐ帰ってくる。そういう日を意識して作ると、気持ちがすっきりするということに、最近気づいた。年齢的に削ぎ落としていくべきものは、部屋やパソコンのなかだけにあるわけじゃないってことなのだろう。ひとつひとつ、一歩一歩が心地よい年齢になってきたということかも知れない。
道端で見かけたお猿さんです。「ねえ、ついでに、蚤とってよ」
「あ、おれ、ついでに木に登るんだった」なーんてね。
さえさん、こんばんは!
わっ、お猿さんだ~!(笑)
日常生活で普通にお猿さんに遭遇できる環境にいるというのはある意味すごいです。
お猿さんの表情を見てるとホントに人間っぽいですよね。
ついでの買い物が重なるともう買出しですよね(笑)
すぐに物が買える場所にいるとついつい買ってしまいますが、
周囲にあまりお店がない場所だと無駄使いしなくてすむしモノも増えないのでは?
ついでのお買い物の中の向日葵の種の使い道が妙に気になりました(笑)
ハムスター用かな?
papermoonさん
おはようございます♩
お猿さん、最近よく見かけます。山に食べ物が少なくなってるから下りて来るのかな?まあ、山と言ってもそこらじゅうにお猿さんが暮らしてる里山があるんですが。
確かに表情、人間っぽいですね~若いのかお年寄りかわからないけど。
買い出し!その通りですね~
そうそう。今日は買い物やめて、あるもので過ごそうって決めちゃうと冷蔵庫の断捨離にもなります(笑)
向日葵の種はね、夫が野鳥たちのために庭に撒いてるんです。野鳥たちも夫も、楽しみにしてるみたいです♩
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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