ヤマト運輸の回し者ではないが、クロネコメンバーズカードは目から鱗の便利さだ。直営店でしか使えないカードだが、たまたま直営店が近い我が家では、コンビニに行ってレジに並ぶより早いと、もともと荷物を持ちこんでいた。

ＬＩＮＥ画面で送り状を入力しておけば、持ちこんだ直営店で、機械にカードをかざし、パスワードを入れて、印刷ボタンを押すだけ。送り状がプリントされる。一度送った場所は登録されるから、2回目からは入力の手間も省けるし、差出人の名も当然登録されている。

なにより、割引率が半端じゃない。メンバーズカードを使い、デジタル伝票にすれば、例えば100サイズで山梨から東京に送るのなら、1261円が1025円。1回荷物を送るたびに、236円もお得だ。入会金もタダだし、毎週東京に荷物を送っている我が家にはなくてはならないカードとなった。

もちろん支払いも、電子マネーをかざすだけ。これが、心躍る瞬間なのだ。

「はにゃにゃん！」

ピッという電子音ではなく、支払い完了の合図が猫の鳴き声。それも「はにゃにゃん！」っていう感じの、思わず脱力してしまうような高音のか細い声だ。

荷物を出すたびに、癒される今日この頃。意味なく脱力する瞬間を、じつは心のどこかで欲していたのかも知れない。肩の力を抜くことって思いのほか大切だ。

「クロネコヤマト、いいところ突いてるよな」

冷めた目線で考えつつも、「はにゃにゃん！」の瞬間を毎週心待ちにし、楽しんでいる。

きのうの午後、北側の窓から堰沿いの道を見下ろしたところ。宅配や郵便配達などのお仕事の方は、雪でたいへんだと思います。どうぞ、お気をつけて。

同じ窓から上を見上げると、花が咲いたような木々。美しいです。