「めくってないカレンダーと止まった時計は嫌いなんだ」
夫は、月が変わるか変わらないうちに、カレンダーをめくる。
ぼんやりとそれを眺めるうちに、月が変わっていく。だからカレンダーをめくる率は、夫の方が断然高い。11月も知らないうちにやってきた。
「確実に、月日は流れているってことだよな」
ひとりごち、だが、真逆のことを考えてみる。
カレンダーをめくらなければ、もう一度10月をやり直せるんだとしたら?
うーん、手話の勉強をもうちょっとがんばろうかな。ほかには思い浮かばなかった。その手話も、だったら今月がんばればいいかと思える。
わたしの時間は、たぶん若い頃よりゆっくりと静かに薄く流れていて、タイムスリップしてやり直したいと願うほどの気持ちは持てなくなっている。
これでいいのか? とも思うし、これでいいのだ、とも思う。
さて11月は、どんな月になるだろう。
薄まった時間に、何かを加えて濃くしてみようか。夜の闇に墨を落とすように、色のない空に雪が舞い始めるように、何か新しくアクセントになるものを。
居間のカレンダーは、メモだらけなので上の方だけ撮りました。
仕事部屋にかけた平山郁夫のカレンダー。11月はイタリアのアッシジでした。
トイレの写真で失礼します。11月でも南瓜からハロウィーンを連想するなあ。
こちらは、ミラノで買った貝殻や石をモチーフにしたカレンダー。目が回る?
素敵なカレンダーですね!
どれも、本当に素敵です。ほっとした瞬間に目に留まるもの。大切にしたいですね。
イタリアのカレンダーも、みるたびに旅を思い出すでしょう。
私も、今年はさえさんはフランスにも行かれたんだな~って思い出しましたよ!
また、いい旅ができるといいですね。
そのためには、メンテナンス。
お互いに、頑張りましょうね。
ぱすさん
そろそろ、カレンダー選びが楽しい時期になりますねえ♩
海外に行ったときに、本屋さんに行くのが好きで、カレンダーは気軽に買えるのがいいんですよね。
旅の思い出。ふっと思い出すときがまた、旅の楽しみのひとつでもありますね。
メンテナンス、気長に続けています。
ぱすさんも、一緒にのんびり続けていきましょうね♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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