倉敷でオーダーメイドしたバッグが、届いた。
イメージしていたより、とても軽い。しっかりもしている。
帆布のアイボリーと手染めの煉瓦色っぽい赤とを、ていねいに縫い合わされている。
そこに、スプラッシュペイントで描かれた花火のようなアート。ピンク&紫+黄色&黄緑の模様が、個性的だ。他の誰かの鞄と間違えることは、絶対にないだろう。
ファスナーは、荷物がすべて隠れるようにきっちり端から端までついているし、持ち手は小さめにして、その分たすき掛けにできる長さのショルダーベルトをつけてもらった。
その際、店頭に並んでいたものは両サイドを金具で留められていたが、お店の方が提案してくれた。
「縫い付けてしまえば、金具の分、軽くなりますよ」
使う人の立場で考えて、物作りをしているお店なのだと、胸の奥に響いた瞬間だった。
届いたバッグは、思い描いていたものそのままだった。
使うのがもったいないような気もしたけれど、週末、友人と食事に出かけた。そのとき少し迷ったが、持って出ることにした。
「それ、手作り? 素敵ね」
「ううん。倉敷帆布のオーダーメイドなの」
気づいてもらえて、心春めいた。
思えば、旅行用のバッグは、もう15年以上使っている。
同じものを新しく買おうかとも検索したが、すでに作られていないと、去年知ったばかりだ。
ファスナーつきでたすき掛けにできる安全対策と、ガイドブックやペットボトルが入る少し大きめのバッグが、思いがけず手に入ったのである。
具体的に、どこへ行こうと考えてバッグをオーダーメイドしたわけではないけれど、ひとつ準備が整うと、また旅に出たくなる。
今年は、どこに行けるかな。
帆布のアイボリー&シックな赤を、選びました。
花火のようなアートは、スプラッシュペイントというそうです。
反対側は模様なしで、落ち着いた感じ。どちらも楽しむつもり。もちろん、たすき掛けもバッチリできます。
しっかりファスナーつき。端まで外して全開にしたり、中心部分だけ閉めたりもできます。
「ALAPAAP」のバッグ。スプラッシュペイントもまったく同じには描けないそうです。世界にひとつだけの一点もの。うれしい。
「倉敷帆布」は、有名なんですね。
まったく違うルートで、オマケにもらったエコバッグをひとつ持っています。
奥まった場所にあったお店。すでにもう、なつかしいなあ倉敷。
こんばんは。
倉敷の帆布の事テレビで見たことがあります。
素敵なバッグですね。
世界に一つだけの模様もきれいですね。
こんな素敵なバッグを持つと出かけたくなるでしょう。
今年はどちらへ?
私も一緒にまた旅を楽しませていただきますね。
こんにちわ
倉敷帆布のバッグ、仕上がったのですね。
旅の思い出がまた蘇って来ますね。
一泊ぐらいの、旅にちょうどいいサイズなのでしょうか。
奥まで、しっかりと荷物が入りそうで、何より丈夫でしょうね♪
旅先でオーダーしたものを、後日受け取る。
私も一度やってみたいなあって思いましたよ。
こんばんは~。
できましたね。世界に一つだけのバッグ。
スプラッシュペイントというのがいいですね。
デザインもとっても素敵です。
私が学生の時、帆布のバッグを持つことが学校内で流行り
学生のお小遣いでも買えるトートバッグを持っていました。
昔は身近だった帆布製品も安い中国製品の輸入ですたれていき
昨日も老舗帆布メーカーのタケヤリが本業の帆布製造から撤退したことを
ニュースで知りました。
私も倉敷の帆布製品を使ってみたいと思います。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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