庭に、たくさんのどんぐりが落ちている。”うめフェス”で使うので、気が向いたら拾っている。
「団栗(どんぐり)」は、秋の植物の季語。傍題に「櫟(くぬぎ)の実」がある。
団栗の寝ん寝んころりころりかな 一茶
「ねんねんころりころり」の繰り返しに、団栗が転がるさまを思い浮かべる。小さなどんぐりを寝かしつけているかのようなシーンさえ思い浮かぶ可愛らしい句。
一茶の名句「明月をとってくれろと泣く子かな」を連想した。
どんぐりのところ得るまでころがれり 成瀬櫻桃子
「ところ得るまで」が、好きだった。小さな小さなどんぐりが、自分の生きる場所を見極めているようで愛らしくもあり、我が身に置き換えても考えさせられる、驚きのある句。
また、「木の実」も秋の季語。季語の場合「このみ」と読むそうだ。
樫、椎、椋(むく)、榧(かや)、橡(とち)などの団栗の総称。秋に熟して自然に地上に落ちる。木の実がさかんに落ちる様子を雨になぞらえて「木の実雨」「木の実時雨」という。
『俳句歳時記・秋』より。
傍題に、「木の実落つ」「木の実降る」「木の実雨」「木の実時雨」「木の実独楽」などがある。
棒で線引けば陣地や木の実降る 山西雅子
子供の遊びを連想するが、その奥には人間の所有欲や国と国との争いのようなものすら見えてくる。自然のままに熟して落ちる木の実との対比を感じた。
木の実降る石に座れば雲去来 杉田久女
木の実の降るなか、動じない石に座り、風に吹かれるまま流れゆく雲を見ている。何を思っているのだろうかと、その風景に見入ってしまいそうになる。
庭では、森では、さまざまな木々が実りを迎えている。

庭のどんぐりです。

この木です。クヌギかな。

右側がちょうど100個。数えて拾いました。全部で500個くらいあるかな~

こちらは、ハナミズキ。

赤い実が、固まってくっついているのが可愛らしいです。

冬が楽しみなツルウメモドキ。

以前の11月の写真です。今年も、こんなふうに弾けるかな~

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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