庭の大手毬が、3つ咲いた。
もう植えてから10年以上経つのだが、一度も花を咲かせたことがなく、植え替えようにも根は張っているだろうからと、傍観していたのだった。
すでに、小手毬だったっけ? 大手毬じゃなかった?
と、夫もわたしも記憶が曖昧である。
花が咲いたので、調べてみると、大手毬だと判明した。
調べてみれば、大手毬は、レンプクソウ科/ガマズミ属。
小手毬は、バラ科 / シモツケ属。
もともと、まったく違う植物だった。見た目もはっきりと違うので、迷うこともない。
さて。歳時記にはどう載っているのかと、開いてみた。
「繡毬花(てまりばな)」が、夏の植物の季語で、傍題には、「手鞠花」「粉団花(てまりばな)」「手鞠の花」「おほでまり」などがある。
『俳句歳時記・夏』にはこうあった。
スイカズラ科の落葉低木の花。藪手鞠の変種。
昔、里山や森に咲いていたのは、「藪手鞠」という品種だったようだ。
どうやら、小手毬も大手毬も藪手鞠も、まるっとまとめて「てまりばな」らしい。
大でまり小でまり佐渡は美しき 高浜虚子
来年も、咲くといいな。大手毬。
夫の一眼レフを借りて、撮りました。
2つの塊が隣り合わせて、咲いています。
もうひとつだけ、離れたところにも。
東側の森には、今、ツツジとコバノガマズミも咲いています。
どちらも自生していた木です。
コバノガマズミは、大手毬と同じくレンプクソウ科/ガマズミ属だそうです。
今年は、ツツジがあちらこちらでたくさん咲いているのを見かけます。
オオデマリ、美しいですね。
友人の山荘にもたくさんあって、今頃お邪魔すると良く切って持たせてくれました。
最近白いい花が好きになり、ビオラも白を一鉢入れて植えました。
白い花は清楚で大好きです。
コバノガマズミ、可憐ですね。
ガマズミだから秋には赤い実が付くのでしょうか?
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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