市内の朝採り筍が売っていたので、筍ご飯を炊いた。
毎年、なぜか買い損ねていたのだが、今年はちょうど良い大きさの筍をゲットすることができた。
ちょうど良い大きさ、というのは、2合の筍ご飯を炊き、若竹汁を作れる大きさのこと。姫皮で辛子酢味噌和えも作った。
毎朝、2合炊きのご飯土鍋で白米を炊くのだが、ほぼ1合しか炊かないので、すっかり忘れていた。
この土鍋では、2合の米+筍たっぷり入れてしまうとキャパ超えだろうと、いつも3合炊きの土鍋で炊いていたのだった。
忘れて炊いてしまい、蓋の穴から湯気が噴き出す様子がいつもよりかなり弱いと首を傾げたときにも、気づかなかった。
20分後に蒸らしを終えて、蓋を開けたときに、ようやくそうだったと思いだした。
筍ご飯は美味しく炊けていたので、このまま気づかない可能性もあった。
失敗も、気づかなければ失敗に入らないのか。
怪我の功名で、この土鍋でも2合の炊き込みご飯が炊けることがわかったが、これからもこういうことが増えていくんだろうな。
北杜市産の筍。650円也。
米糠を入れて茹でて、一晩置きました。
2合炊きの土鍋だということをすっかり忘れて、お米2合+筍いっぱい入れて炊いてしまいました。
それでも、美味しく炊けてよかった。
姫皮は、辛子酢味噌和えに。
若竹汁も、添えて。
筍尽くしの朝ご飯になりました。
木の芽がまた、味わいを深くしてくれました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。