日々、茄子を食べている。
最近のお気に入りは、焼き茄子。ガスコンロの魚焼き機能で丸ごと焼いて、皮を剝き、生姜醤油や柚子ポンで食べる簡単料理だ。ヘルシーでもある。
「茄子」は、夏の植物の季語。「初茄子」「なすび」「加茂茄子」「丸茄子」長茄子」などの傍題がある。
茄子を捥ぎ清潔な朝始まりぬ 山崎祐子
朝食用の茄子だろうか。「清潔な朝」に、早朝まだ涼しい時間に畑へ出る清々しさが読みとれる。
「茄子の花」「茄子苗」も独立した季語となっている。
うたたねの泪大事に茄子の花 飯島晴子
「うたたねの泪」と薄紫の茄子の花を取り合わせた句。「大事に」が好き。
また、「茄子漬」は、夏の生活の季語。
山国の夜空のいろの茄子漬 岩井新一
日々、胡瓜も食べている。
採れたては、そのまま味噌やマヨネーズをつけてかじり、浅漬けやサラダ、クラゲ和えなどで、わしわし食べている。
「胡瓜」も、夏の植物の季語。
どうしても曲がる胡瓜の寂しさは 原田暹
曲がっていてもいいと思うけれど、そこに寂しさを見つけるとは。
茄子同様「瓜の花」という季語も夏で、傍題に「胡瓜の花」があった。
過ぐるたび胡瓜の花の増えており 永島靖子
そして「胡瓜揉」も、夏の生活の季語。
物言わぬ独りが易し胡瓜もみ 阿部みどり女
キッチンでひとり料理する心地よさが、伝わってくる。
茄子も胡瓜も、とても身近な野菜だ。身近な暮らしが詠まれていて、『俳句歳時記・夏』をめくるのも楽しい時間だった。

いただいた立派な茄子。

焼き茄子は、熱々でも、常温でも、冷やしても美味しいところもいいんです。

揚げ浸しも、よく作ります。油と相性がいい食材ですよね。

玄関に置いてあった胡瓜。近所の農家さんからでした。

夕飯に味噌をつけてかじった後、2本は浅漬けに。

浅漬けが美味しい朝ご飯。

失敗しなかった目玉焼きと。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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