新元号が発表された。
「令和(れいわ)」
「和」は、好きな漢字だ。
和やか(なごやか)と読むのがいい。
「令」は、凛とした雰囲気に魅かれる漢字だ。
命ずる。おきて。などの意味を持つとは、今回調べて知った。
「平成最後の」と何でもかんでも枕詞をつける季節を過ぎ、新しい時代がやって来る。
年度の初日は、花見に行った。取材である。
月ごとに4本の記事をかく生活も1年半が過ぎ、夜が明けるように月が明けるようになった。繰り返し繰り返し、また次の月が来る。
花見は『大法師公園』という丘の上の公園で、急な傾斜に2,000本の桜が咲いている。階段を上り、下り、桜を見上げ、ゆっくりと振り返ると、不意に「通過点」という言葉が浮かんだ。
今ここ。歩いてきた場所。通り過ぎてきた時間。冬の眠りから覚め花開く桜たち。新しい時代の幕開け。
すべてが通過点だ。
桜たちはたぶん、そんなこんな何もかもを知っていて、今年も咲いている。
いつだって、泣きたくなるくらいに穏やかに。
富士川町の『大法師公園』に取材に行きました。
とても気持ちのいいところでした。
穏やかに咲く桜。
さくらが満開ですね。
どうしてこんなにもさくらってきれいで感動するのでしょう。
いけばなをしていたころ、大きな展覧会があって、さくら一種で生けたいと先生に言ったら反対されました。
それでもとどうしても自分の意見を通してさくらだけで作品を作りました。
結果、先生もたくさんのお客様も褒めてくださってとてもとても嬉しかったのです。
好きな花はたくさん数え切れないほどあるけれど、やっぱり私の一番好きな花は『さくら』だと思っています。
hanamomoさん
こちらは今、ちょうど満開です。
1年ぶりに桜の木の下をゆっくり歩いて、泣きたいような気持ちになりました。
どうしてなんでしょうね。
hanamomoさんは、いけばなを長く学ばれていたんですね。
桜だけのいけばな。みてみたかったです。
好きな花をひとつ選ぶのは難しいですね。
桜は、日本人にとって特別な花なんだと思います。
取材した『大法師公園』の桜、アップしたのでよかったら見てみてください。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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