今年も「手話まつり」の告知記事を、ぶじアップした。
【2024年3月3日(日)は「手話まつり」手話を知らない人も大歓迎~みんなで楽しく笑っちゃおう!】
毎年、同じような記事になってしまうのだが、同じことを伝え続けていくのも大切と、「NPO法人 楽しく笑って人生を過ごす山梨手話の会」の理念となっている言葉に重きを置き、作成している。
誰もが英語で「サンキュー」と言えるように、誰もが手話で「ありがとう」ができる社会にしたい。
とても素敵な言葉だと思う。
本当は、記事にもうひとつ入れ込みたかったことがあるのだが、ただでさえ盛りだくさんなので、わかりやすさ重視のためあきらめた。
それは、今年初めに起こった能登半島の地震に関連することだ。
理事長で、手話教室の先生である遠藤先生がNPOを設立したのは、東日本大震災で情報を得られず逃げることができなかった聴覚障がい者を目の当たりにしたからだった。彼らのために「何かしなければ!」という強い思いに駆られてNPOを立ち上げたのである。
だからこそ、今年の「手話まつり」には、ジェスチャーゲームをしようと提案された。
ジェスチャーゲームと震災。
つながりがわからない、という人も多いだろう。
たとえば、地震の情報を耳の聞こえない人に伝えたいとき、手話ができなければどうするか。避難途中で紙もペンもない。そんなときには?
ジェスチャーで、伝えるしかない。
そこから、ジェスチャーゲームとなったのである。
言葉がわからなくても、違う言語を使っていても、伝えよう、伝えなければ、という気持ちがあれば、きっと伝わることもある。
伝えたい。理解したい。
手話を学ぶ原点は、きっとそこにあるのだと先生の提案にあらためて思ったのだった。
昨年の手話劇「桃太郎」。
こちらは「ちびまる子ちゃん」。「おどるポンポコリン」のリズムに乗って。左端の悪い魔法使いのような黒スカートがわたしです(笑)
子供たちも、飛び入りで参加してくれました。
新たに撮影させてもらった遠藤先生の手話「ありがとう」。
ありがとうの「とう」の部分を口で表し、心から感謝の気持ちを表現します。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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