初めてのレシピ、韓国風すき焼きに挑戦した。
きっかけは、ヴァンフォーレ甲府がACLで韓国と対戦する夜に、テレビ観戦しながら「韓国を食おう」ということになったのである。タイ戦のとき、カオマンガイを食べ「タイを食った」経験から生まれた企画だ。
「韓国料理って、なに?」
「焼き肉?」
などと言いつつ検索し、チジミ? トッポギ? プルコギ? などをスルーして「韓国風すき焼き」に行き着いた。名を「チョンゴル」というらしい。
濃厚な甘辛ダレを揉み込んだ牛肉をたっぷりめの胡麻油で炒め、野菜をのせて酒を回しかけ、10分から15分ほど蒸し焼きにする。
迷ったが、いつものすき焼き鍋で調理することにした。
レシピ写真には、真ん中に卵を割り入れ、半熟に仕立てているものが多かったので、それに倣う。濃い味のタレを、混ぜた卵がいい感じに緩和してくれた。
キムチ鍋のことを「チゲ鍋」と呼ぶが、韓国語では「チゲ」=「鍋料理」なので、「鍋鍋」という変な言葉になってしまっているらしい。
「チョンゴル」も同じで、鉄鍋料理という意味だという。
突き詰めていくと、今夜は鍋にしない? という日本語自体正しいのかわからなくなるが、言葉は伝わってなんぼ。
「今夜はチョンゴルにしない?」と言えば、もうこの日食べた韓国風すき焼きしか思い浮かばないだろう。
用意した野菜は、多すぎました。
タレを揉み込んだ牛肉が、美味しさの秘訣。
醤油、コチュジャン、白煎り胡麻、砂糖、胡麻油、にんにく&生姜すりおろし、七味唐辛子を揉み込みました。
年季の入ったすき焼き鍋と、夫が用意したヴァンフォーレ甲府の応援タオル。
試合開始の笛が鳴ったとき、鍋も完成。
濃い味のタレなので、半熟卵を混ぜて食べました。キムチが利いていました。必須です。
めっちゃ美味しかった。ヴァンフォーレ甲府は0-3で負けましたが、来週21日国立競技場でホームの試合があります。がんばれ~
翌日も翌々日も、朝ご飯は、キムチやもやしナムル、お味噌汁の具もチョンゴルの野菜の残りになりました。
チョンゴルっていうのですね。
私は韓国ドラマが大好きで、毎日見ているのですが、出てくるお料理がまた楽しくて作りたくなってしまうものもあります。
今見ているのはチョルインワンフという料理人の物語で、いろいろな料理が出てきます。
朝鮮時代の料理が出てきたりします。
現代のドラマによく出てくる韓国風玉子焼き、韓国風茶碗蒸しなど作れるものもあって楽しいです。
キムチはそのまま食べても美味しいですが、韓国料理には欠かせない調味料でもあります。
お鍋も作ってみたくなりました!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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