『きのう何食べた?』正月スペシャル2020がやった。やってくれた♡
オープニングを久々に観て、きゅんきゅんしちゃいました。
ということで、さっそくケンジが作っていたデミグラスソースのオムライスを食べたくなってキッチンに立った。
漫画では7巻。ジルベールのキムチチゲも載ってるよ。
なぜいつも料理担当のシロさんではなくケンジの、なのか。それはシロさんが仕事での殺人的多忙な毎日が続き、ケンジが夜な夜な夕飯を作って待つなかでの出来事だったから。
帰ってくる。帰って来ない。
メールが来る。メールも来ない。
帰ってくるって言ったのに、またダメになる。
実は彼氏と二週間いっしょにゴハン食べれてなくて…
え!? 別居!? ねえ、別居すか!? ついに破局すか!? ねえ!?
お…お願いタブチくん。
ただでさえMPゼロに近いんだからあんま追い打ちかけないで…
そんな繰り返しにほとほと疲れたケンジは、自分のためにデミグラスソースのオムライスを作る。
あ~~んもう!!今日は思いっきり俺の好きなモノ作っちゃうぞ!!
そう言いつつも、シロさんのことを思い出しながら作るケンジ。
ひっひっひっ
シロさんは絶対やってくれない卵3個使ってオ~ム~レ~ツ~
そこに、突然シロさんが帰って来て……。
こういうシチュエーション、じつは家庭もあるあるなんだよね。
ケンジとシロさんだから、きゅんきゅんして観ちゃうけど、
「帰ってくるって言うから、がんばって作ったのに!」とか、
「うそ、今日ご飯いらないって言ったじゃん」とか、ごく普通の毎日のなかに埋もれていくシーンで、だけど、ドラマを観ててあたらめて思った。
ご飯を作って待つのって、すごい!
ドタキャンされることを想定しつつ、それでも帰ってきたときのために作る。
なかなかできないことじゃない? これ。
家族のためじゃなくちゃできないよ。いや、家族のためだからって、出来る人とできない人がいると思う。
昔川崎で暮らしていた頃のママ友が言っていた。
「ダンナの夕飯を作ってテーブルに置いて寝る。ダンナは朝早く出勤するから起きたときはもういなくて、皿に盛った料理はたいていほとんど残ってる。朝起きてそれを捨てる。その繰り返し。もったいないって? そうかも知れないけどそう決めた方が楽なのよ。考える方が疲れちゃう。心の手間暇半端ないもん」
ケンジなら、そんな冷めた夫婦と一緒にされたくないわって言いそうだけど、彼女の気持ちもわからないでもない。
あなたはどうですか?
何度ドタキャンされてもご飯を作り続けること、できますか?
あるいは、自分の相方ならドタキャンしてもだいじょうぶと高をくくっていませんか?
ケンジのオムレツは、卵3個に、塩胡椒、隠し味は牛乳とマヨネーズ。
できた! すっごいカロリー高そう(笑)デミグラスソースは、ハヤシライスのハヤシです。
もちろん卵は半熟トロットロ。美味しかった♡ひとり完食。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。