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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

しいたけがしいたけを呼ぶ

3連休のこと。

夫が、シイタケ栽培を始めた。

森を隔てたお隣りさんがやっているのを見せてもらったらしい。

しいたけ栽培は、原木栽培とも言われ、伐採したばかりのナラやクヌギなどの丸太(原木)にしいたけ菌を埋めこむものだ。その丸太を榾木(ほだぎ)と呼ぶ。隣りの森を整備していて出た丸太を榾木して、しいたけを栽培しようという。

「簡単だよ。放っておけばしいたけが出てくるんだから」

明野にはしいたけを栽培する農家さんもいるので、その様子は見たことがあった。榾木からにょきにょきとしいたけが生えてくるのだ。

でもさ、と夫が言う。

「しいたけ菌を入れたところから生えてくるんじゃないんだよ」

「そうなの?」

「榾木じゅうに菌が回って、どこからでも生えてくるんだって」

知らないこともいっぱいある。

「で、いつ頃食べられるの?」

以前お隣りにいただいた採れたてしいたけの美味しさは格別だった。

「2年後」

「えーっ! そんなにかかるの?」

しいたけは、きっと忘れた頃にやって来るのだろう。

 

連休最終日のその夜、卓上七輪を出して、いろいろ焼いた。

焼き鳥、イカ、カルビ。

そのなかに、しいたけの姿もあった。

ふたりとも、2年後どころか明日までも待てず、無性にしいたけが食べたくなったのだ。

しいたけは、しいたけを呼ぶ。

カレーがカレーを呼び、カレーの翌日うっかりランチにカレーを食べてしまうように。

忘れた頃にやって来るはずの太ったしいたけを夢見つつ、炭火でこんがりと焼けた椎茸を楽しんだ。

しいたけ菌です。

小さな木のビスのようになっています。

それを、ドリルで同じ大きさの穴をあけた、丸太に入れていきます。

本当はもっと長い丸太の方がいいらしいんですが、あるもので。

毛布にくるんで、いい子でお眠り。湿り気を持続させるために最初は毛布などにくるむそうです。

完成。あとは雨が降ればいい具合に気が湿って菌が活動し始めるはず。家から見たら、誰か森で寝てるみたいに見えて怖かった(笑)

庭の桜の若木には、花が咲き始めました。

その夜の食卓。しいたけ美味しかった♡

週末になるたびふきのとうが芽を出し、週末天麩羅が続いています。

COMMENT

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  1. ユミ より:

    しいたけ、楽しみですね。
    私の住んでいる市の山には、しいたけ狩り出来る所があって、しいたけ栽培を広くやっています。
    昔、たぶん30年くらい前に、しいたけ狩りに行った義母が、しいたけ菌を植えた原木をお土産に買って来てくれた事がありました。
    湿気が必要だから、お風呂場に置いておけばいいって聞いて来て、しばらくの間お風呂場に立てかけてあったんだけど、そうか~!
    しいたけが生えてくるまで2年もかかるんですね。
    そんな事も知らないし、たぶん半年くらいでしびれを切らして処分してしまいました。
    あれはあのまま置いておけばしいたけが生えてきたのかしら?
    ご主人はしっかり勉強してるから大丈夫ですよ。(*^^)v
    ふきのとうの天麩羅、美味しそうです。食べた~い!

  2. さえ より:

    >ユミさん
    忘れた頃になっちゃうと思いますが、楽しみです♩
    ユミさんの方でもしいたけ栽培盛んなんですね。
    わたしは明野に越してきて初めて、原木に菌を植えつくて栽培するのだと知りました。
    お風呂場に・・・それは2年待ちたくないですね(笑)
    お風呂場で2年待っても、出来たかどうかは疑問ですよね~
    夫には、近所にいっぱい先生がいるので、きっとだいじょうぶだと思います。
    ふきのとう、もう終わりだと毎週言っているのですが、週末ごとにちょうど5~6個顔を出して楽しませてもらいっています♡

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

 

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