この夏、胡瓜とトマトをいただくことは少なかったが、ゴーヤと茄子は、いっぱいいただいた。

ゴーヤは、チャンプルーだけでは食べきれず、ツナと炒めておいて朝食や酒の肴にした。茄子は揚げ茄子や焼き茄子をよく食べた。

どちらも、油と相性がいい。夏バテせずに乗りきれたのも、そのおかげかも知れない。

ゴーヤ、ゴーヤと呼んでいるが、正式名は｢ツルレイシ｣というそうだ。蔓が伸びるライチ（レイシ）に似たぼつぼつがある野菜、というところから名付けられたらしい。名付けの不思議を感じた。ライチの方がずっと馴染みがないからだ。

つけられ呼ばれ、実体と手をつなぎ歩いていく名もあれば、つけられたはいいが、口にされることなく埃をかぶったままの名もある。

｢ツルレイシ｣

緑濃くみずみずしいごつごつした野菜に、呼びかけてみた。

いただいた野菜たちです。

ゴーヤは半分に切って、種をくり抜いて。

切り口をキッチンペーパーにあて、密封して野菜庫へ。

佃煮ではありません。パクパク食べられるくらいの塩気です。味つけはオイスターソースとナンプラーと粗びき黒胡椒。

朝ご飯に食べられるので、重宝しています。

いり卵に入れて、即席のおつまみにもなります。