宇奈月温泉の旅館ディナーで食べた「里芋饅頭」が忘れられず、再現してみた。
と言っても、美味しすぎて写真も残っていない。
結局はネットレシピ頼りとなるが、イメージとは違う甘い味つけしか見つからない。
記憶では、里芋饅頭にかかったあんは、出汁の旨みが濃く甘辛風で醤油も効いていた。
考えあぐね、海老しんじょうのあん(出汁200㏄、醤油小さじ1、みりん小さじ1、塩小さじ1/2、片栗粉小さじ1)の割合いにする。
ネットレシピでは、まず里芋を味のついた出汁でやわらかくなるまで煮て、熱いうちにつぶして丸めて揚げ、煮汁にとろみをつけてあんにしていた。味つけだけ変えて素直に従う。
薬味は柚子と生姜のすりおろしにした。
旅館では、海のものが美味しい富山ならではで蒸した甘鯛の切り身がのっていたが、海のない山梨でそこは、はなからあきらめている。
出汁の効いた「里芋饅頭」は、上品なお味で、楽しかった旅行の余韻を食卓に漂わせた。
そして、毎年御節に詰める里芋の煮しめもこの味つけに変えようかなと、自分の料理を見直すきっかけにもなった。
新しいものを知ることは、停滞した自分のなかに風を吹かせることにもなるのだ。
まず里芋の煮物を作ります。
熱いうちにつぶして丸めた里芋に片栗粉をまぶして高温で揚げ、煮汁にとろみをつけて、柚子と生姜のすりおろしをのせて。
天然鰤のバター焼き&野菜のオーブン焼きと和洋折衷の晩ご飯。
翌朝は、里芋は煮物のまま。ランチの鶏の照り焼きの残りと。
玉葱のオーブン焼きは、翌日になっても美味しいです。
私も今日、もらった里芋を食べつくしたところでした。
今日はシンプルに煮たんですけど、最初は片栗粉だけをつけて丸のまま揚げました。
そしてハーブ塩を黒七味をかけて食べたんですけど、それもブログでどなたかがそうしているのを見てやってみたんです。
惜しかったな~!煮てつぶしてから揚げれば里芋饅頭になっていたんですね。
蓮根饅頭は片栗粉を混ぜて作るんですが、里芋饅頭は粘り気があるので、片栗粉をまぶすだけで大丈夫なのですね。
里芋のねっちょり感が美味しいですよね。
作ってみたいと思います。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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