初めて家で、ほうとうを作った。
といっても打ったわけではない。買ってきたほうとうを煮ただけだ。
『地球の歩き方』で記事をかくため、あえてお土産コーナーで購入した。選んだものは『山本勘助ほうとう』とあり、武田信玄が合戦の際に陣中食としてふるまい士気をあげたとかかれている。
うどんを平たくしたような麺「ほうとう」は、山梨に伝わる郷土料理である。
食べ歩きするだけでなく作ってみようと思ったのは、山梨で生まれ育った友人何人かが家でほうとうをよく食べると話していたからだ。
「寒くなると、毎晩ほうとうなんだよ」
「いろいろ具を変えると、けっこう飽きないよ」
などと言う。それが年下の友人だったりするので、驚いた。
やはりここ山梨の地にほうとうは、しっかり根づいているのだ。
「豚バラ肉が、おススメ」
「南瓜はすぐに煮崩れするから、最後に入れて」
など、アドバイスももらった。鍋のように具材が豊富で栄養があり、寒さが長く続く土地で身体が温まるというのも、郷土料理として根づいた所以なのだろう。
それが、なかなか美味しかった。
家で作ると、ほうとうの茹で加減も、野菜の種類大きさ硬さも、味噌の濃さも自由にできる。だからこそ、作り続けるとその家の味ができるのだろう。
「うまいもんだよ南瓜のほうとう」
これは「上手くいった!」「やったぜ!」なんてときに山梨の人が口にする言葉だそうだ。だが、実際に聞いたことはない。今では使う人も少ないのかも。しかし一度ぜひ聞いてみたい。そしていつか、言ってみたいものだ。
JR韮崎駅のお土産コーナーで購入しました。
作り方もあり、味噌もついているタイプ。いつも行くスーパーには、味噌ナシ麺オンリーのほうとうが売っていました。
南瓜と豚バラ肉は買ってきたけど、あとはほとんどあるものでできます。
大鍋で煮ました。ほうとうの茹で時間は15分ほど。
あったまるし、野菜がいっぱい食べられます。
七味唐辛子は必須です。ほうとうのチェーン店『小作』には、コチュジャンとキムチ入りの辛み味もありました。
残った南瓜は、電子レンジで煮てみました。簡単美味しい!
こんばんわ。
ほうとうには南瓜がつきものなのですね。
コーブに冷凍鍋うどんシリーズがあって、ほうとうも時々載っています。
お手軽にできそうで、今度ぜひ注文してみたいと思います。
膝の具合はいかがですか❓
寒さの底ですね。そちらはマイナス温度が続いているのではないでしょうか。
どうぞお大事に。
ぱすさん
おはようございます♩
そうなんです。南瓜は根菜類のなかでもビタミンが豊富で甘いからかな。
ほうとうにはお決まりの具材で、たいてい入ってるんですよ。
膝、ムリしない程度に、でも甘やかさずに使っています。その加減が難しいんですよね。
日々、零下です。娘の送り迎えをしていた頃には、6時半頃家を出ていたのでマイナス10℃なんて車に表示されることもありましたが、今朝は家で温まっています。
ありがとうございます♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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