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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

おうちラーメンと知恵を絞るということ

夫と買い物に行くと、わたしひとりでは目に留めないものを買うことがある。

「お昼、ラーメンにしようか」

「いいね」

という話がまとまり、生ラーメン売り場を物色した。

日清の「行列のできるラーメン」シリーズのこってり醤油が好きで、最近ハマっていたのだが、いつもとは違うものにしようということになる。

夫は、停滞やマンネリが嫌いだ。

「もやし、たっぷり食べたいなあ」

とすでに野菜売り場でもやしをカゴに入れていた彼が見つけたのは、「野菜を美味しくたっぷり食べよう!」とかかれた「にんにく醤油ラーメン」だった。

 

そのラーメン、普通の生ラーメンと作り方がまったく違った。

フライパンで野菜や肉を炒め、そこにスープと湯を投入、混ぜたら麺もそのなかに入れ1分半茹でて、出来上がり。

「フライパンひとつで」の謳い文句通りの手軽さだ。

「焼きそばみたいな作り方!」

目から鱗の大発明を体験した気分である。

 

今、世の中は、知恵と工夫が大切な時期を迎えている。

イタリアでは、マンションなどのベランダで演奏会をする人が増えて話題になっていた。

変わったことをするなあとは思ったが、家に閉じこもるストレスで家庭内暴力が増加しているとも報じられている。楽しく過ごす方法を模索することはとても大切なことだ。

誰かを批判したり追い詰めたりせず、ましてや暴力を振るったりせずに、小さな工夫をとり入れたり、その思いを受けとめたりしたい。くだらないことで、お腹の底から笑ったりしたい。

 

小さな大発明にエールを送りつつ、がっつりニンニクが利いた熱いラーメンをすする。このラーメンを作り出した研究者たちを、そして世界中で知恵を絞り今を乗り切ろうとがんばっている人たちを、思い浮かべながら。

最近よく食べていたのは、「行列のできるラーメン」こってり醤油。

そして初めて食べたのがこれ。味玉と白髪葱ものせたので見た目はあまり変わりませんが、ふたり分でもやし一袋、キャベツ1/4個チャーシュー4枚を炒めて入れました。

同じく日清の「にんにく醤油ラーメン」です。

フライパンひとつでできるのが、主婦にはうれしいよね。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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