最近、にんにくの力を感じるレシピに出会った。
「栗原はるみのクリームシチュー」の箱に載っていた「トマトのクリームシチュー」だ。
具は、トマトのみ。
それなのに、なぜ美味い?
それは、にんにくの力である。
最初に、オリーブオイルでつぶしたにんにくを炒める。香りが出るまで。
そこにトマト投入。3~5分転がしながら、蓋をしてトマトの皮がはじけたら水を入れ5分煮る。そこにシチューのルウと牛乳を加え、塩胡椒少々。ぐつぐついったら出来上がり。
最初のにんにくがなかったら、まったく間の抜けた味になるであろうことは、試してみなくとも歴然だ。
朝食に出したら、夫が言った。
「ワインを飲みながら、味わいたいシチューだね」
これも、にんにくの力か。
2度目は、無論夕餉に煮た。
にんにくを食べると精がつくとか、にんにくにはグルタミン酸という旨味成分が多く含まれているとか、いいところはたくさんある。
けれど、オリーブオイルで炒めたときの匂い。
たぶんこれが、何より大きい。
こういうシンプルな料理にこそ、にんにくの力は大きく発揮されるのである。
栗原はるみのトマトシチューです。
この箱の裏側に、検索してね的に「トマトシチュー」が紹介されていました。
じつは朝ご飯です。夕食に作ったのに食べられなくて、翌朝に持ち越しました。レモンの皮を卸すんです。
2度目。作りたてはシチューが白い!
最近にんにくを感じた料理。ポルケッタ。
セロリの千切りサラダも、にんにく醤油につけた焼きササミがアクセント、というか重要なポイントになっています。
カオマンガイのタレにも、刻みにんにくがこれでもかというほど入っています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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