熟れた無花果をいただいたので、セミドライに挑戦することにした。
半分に切り、120度のオーブンで90分焼くだけなので、簡単だ。
出来あがりはほっかほかでやわらかく、美味しかった。
夫があまり好まないこの果物は、ほとんどわたしの口に入る。
そのわたしも甘いものは苦手だが、ドライ無花果はたまに食べたくなる。自然の甘みだからだろう。
「だけどこれ、こんなに水分含んでて、日持ちするのかな?」
という疑問符が飛んだので、翌日秋晴れだったこともあり、さらに天日干しにした。ウッドデッキの椅子の上に皿に並べた無花果を置き、動物が来ないように居間から見張りながら、丸一日干す。
午後、ひっくり返そうと思い、ハッとした。
「梅干しって、ザルで干すよね」
梅は干さないのでそれ用のザルはないが、適当な網を見繕って置き換えた。
こういう局面で、「もういいや皿のままで」と思う自分と「今からでもやり直そう」と思う自分がいる。若い頃は「もういいや」の自分でいることが多かった。それだけ忙しかったということもあるだろうが、「やり直そう」と思えるようになったのは歳を重ねた経験からだとも思う。
試しにウイスキーのつまみに出してみると、夫が「あ、これ、うまい」と言う。
日持ちがするようにと試行錯誤はしてみたけれど、1週間もしないうちになくなりそうだ。
無花果、8つもありました。
ヘタ部分を落として、半分に切って。
不思議な雰囲気の実ですよね~
焼きあがりました。
焼きたてがまた美味しかったんです。
天日干し。だいぶ減ったなあ(笑)
ひっくり返して、網の上に置き換えました。
チョコとチーズと一緒に、ウイスキーのつまみに。
朝食後のヨーグルトに入れて。楽しんでいます。
こんばんは。
セミドライイチジク、友人からイチジクが届くと毎年作っています。
いつだったかさえさんが美味しい砂糖を入れていないドライフルーツがありましたね。
これがそうですよね。
オーブンのシートに流れ出た果汁も舐めてしまします。
もったいないですからね。
今年も作れるかな~とっても美味しそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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