同窓会ランチから帰った日曜の夜。
「夕飯の買い物は、任せて」という夫に任せると、メニューはバーベキューだった。
そうだった。長く続いた梅雨空のせいもあり、7月も終わるというのに今年は1度もバーベキューをしていない。そのことに驚く。広々としたウッドデッキを作ったのは、そもそも夫がバーベキュー大好き人間だからだというのに。
「広いウッドデッキでにぎやかにというのならわかるけど、夫婦ふたりでバーベキュー?」
という疑問を抱かれる方もいらっしゃるかと思うが、夏の休日の夕刻に、ウッドデッキで缶ビールに喉を鳴らし、炭火を起こし肉や魚を焼く夕餉といえば、疑問も解消されるだろうか。
デッキで炭火焼の夕餉。ただそれだけのことだ。
昭和も初めの頃までは、七輪で秋刀魚を焼く夕餉の風景が日常のなかに溶け込んだものだったという。それと似たようなものだと思っている。
安価な鰯の塩焼きも、ひと味違うものとなる。
サルディーニャ風にして、ワインを傾けるのもいい。
お酒を飲み過ぎるのが、玉に瑕とも言えるが。
友人のひとりが千葉に住んでいて、お土産にといただきました。
焼き蛤。バーベキューにぴったり。
焼き鳥から始めました。焼き蛤も一緒に。
お次は、赤海老を焼いて。
ラストは鰯の塩焼きという、アラカン夫婦ならではのバーベキューでした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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