27歳の娘が東京で暮らす部屋は、スカイツリーがある押上駅から徒歩15分。
窓からは、スカイツリーが大きく見えた。
イザベルが送ってくれた絵を持ち、娘を訪ねたのだ。
彼女が毎日通勤に使っているという押上駅は、都会だった。大きな駅ビルが建ち、食事に買い物に遊びに、楽しめるような店がいっぱいある。そして、大勢の人が行きかっていた。駅の外に出れば、もちろんスカイツリーが見える。彼女はここで毎日を刻んでいるのだと思うと不思議な感じがした。
5年前にスカイツリーがオープンしたときには、ぼんやりと眺めるだけだった。
新しい電波塔なんだね。東京タワーよりスリム。周辺は栄えるんだろうな。新たな名所かあ。1日ずつかわりばんこに青と紫のライトが灯るんだ。などなど。
そしてその後も、わたしのなかでスカイツリーは、馴染みの薄い東京の新名所でしかなかった。
だが、娘の部屋のベランダに出て眺めたスカイツリーは、やわらかな優し気な表情をしていた。毎日娘を見守ってくれている。わけもなくそう思ったからかも知れない。そしてそう思うと、親しみも湧いてきた。親しみを持って見つめていると、気持ちのどこかが解けていくのを感じた。たぶんわたしとスカイツリーとのあいだにあった氷が解け始めたのだ。
こうして新しいものは、ひとりひとりのなかに受け入れられ、住みついていくのだろう。
「東京の街を歩くと、すっかりおのぼりさんだな」
東京生まれ東京育ちのわたしだが、知らない場所がずいぶんと増えてしまった。
押上駅のソラマチ商店街で、待ち合わせて。毎日縁日なんだね。
居酒屋で、夫と3人夕食を食べました。
葱たっぷりタン塩をがっつりと、揚げ茄子、サラダと塩レバー。
これが娘の部屋から見えたスカイツリー。月も出ていました。
スカイツリーのふもとにお住まいなのですね。
娘さんのお部屋からのスカイツリー、夜景がとてもきれいですね。
月もいい感じに出ていましたね。
いつも見守ってくれていますね。
オープンして、5年ですか。もっと経つのかなあと思っていましたが、
すっかり東京の顔になりましたね。
開業前に、浅草から見たことがあるだけで、
まだ、登ったことはないので、いつかは!と思いながら・・・です。
ぱすさん
そうなんです~でも、スカイツリーのふもとっていう言い方、おもしろいですね♩これから使おうっと。
5年経つんですね。わたしも、聞いて、そうかあって思いました。時間が経つのは早いなあって。
わたしもまだ登ったことはないんですよ~
いつか、登ってみたいですね♡
さえさん、こんばんは!
スカイツリーを見るたび思うのは陸の中に立つ灯台のようだということ。
白とブルーのコントラストの色合いがすごく神秘的です。
お月さまとスカイツリーのコラボ、絵になりますね。
こんな素敵な風景を部屋の窓から毎晩見ることができるとは羨ましいです。
娘さんに無事、イザベルさんの絵を手渡すことだできてよかったですね。
papermoonさん
おはようございます♩
ほんとだ!灯台に似ていますね~灯台をイメージしてデザインされたんでしょうか。
それでも灯台だって思わなかったのは、やっぱり東京の陸の上にあるからなんでしょうね。
紫の日とブルーの日、交互に繰り返されるみたいですよ。
ぶじ、絵を届けられて、ついでに娘に部屋にも行けて、ホッとしました♡
ライトアップしたスカイツリー、近くで見ると綺麗でしょうね~
東京はやっぱり私的には、なかなか行けない所です。
3年前に友達と別の目的のついでに、はとバスに乗って隅田川とか観光したきりで、その時に遠くからスカイツリー見ましたよ。
ベランダからスカイツリーを見る事が出来るなんて、羨ましいです。
ベランダから遠くが見渡せる景色って憧れてるんです。
我が家の2階のベランダからは、隣と裏の家の屋根しか見えないんです。( ノД`)シクシク…
それと、イザベルさんの絵、写実的でやっぱり素敵ですね。
近くで見てみたいです。!(^^)!
ユミさん
夜のスカイツリー、わたしもこんなに間近に見たのは初めてでした。
娘のおかげですかねえ。きれいでした。
家賃高いんじゃない?って聞いたら、築25年だし、駅から15分も歩けばただの下町って感じだし、都内にしては安いと思うよ、ということでした。
ベランダからの風景、憧れなんですね~憧れっていろんなところにあるんですよね。そして持っているとわからないものですね。
子ども達がいなくなってから、2階に上がることも少なくなりました。久しぶりに上がってみようかな。
イザベルの絵、毎日楽しく眺めています♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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