石田ゆり子の油淋鶏が美味しすぎて、外食でも食べたくなってしまうほどにハマっている。
東京に行った際、たまに立ち寄る担々麵屋さんでも、ついつい油淋鶏定食を頼んでしまった。
さて。定食を食べるときに必ず店員さんに頼むことがある。
「ご飯は、半分にしてください」
今回もはっきりそう言ったのだが、女性のスタッフは厨房にこう声をかけた。
「4番さん、ご飯少なめでーす」
いやいやいや。少なめじゃなくって「半分」だから。そう言いたかったけれど、わたしのなかの理性とか常識とかそういうものが待ったをかけた。
そういうときに、笑顔で「少な目ちゃう、半分やねん」と言える大阪のおばちゃん的なキャラ設定がわたしには欠けていて、どうにも嫌な空気が流れてしまう予想がついたからだ。
「憧れるなあ、大阪のおばちゃんキャラ」
ちょっと淋しく思いながらも、揚げたてカリカリの油淋鶏とたっぷりのご飯を美味しくいただいた。
唐揚げタイプの玉葱がのった油淋鶏でした。
ご飯、絶対半分じゃないよね。でも完食(笑)
洒落た店内なんですよ。スパイスポットが並んでいて。
担々麵のお店『すする』は、JR水道橋駅東口高架下にあります。
前回は担々麵の白をいただきました。辛さが5段階選べます。
大阪のおばちゃん、
「わたしのなかの理性とか常識とか」も持ち合わせていますよ。
ひとくくりは失礼かと…
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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